翔んでる警備20「Eちゃんやん。焼肉のウエストっちゃー、どこにあっとね?」「うまかとね?」「焼肉キングちゆうとこはどげんね?O島さんはえらいうまかち言いよったばってんが」「大体いくらくらいかかっとね?」あのオヤジは同じ事ばずいーっと聞いてくるっちゃけん、お前それ何度目かって、E朗は呆れ顔で心底ウンザリした様子で呟いた。「警備士V蔵」は同じ質問を幾度と無く繰り返す事で、実際に自分が行った気分に浸っているのではないか、E朗はそう分析している。