セラピーや催眠療法をどもりの治療に利用している例は多いです。
心理セラピストや催眠療法士による専門的なカウンセリングを受ける事によって、
症状の改善を図ろうという話なのですが、この試みは間違ってはいないと思います。
これによって、改善した人の話もちらほら聞きますので。
しかし、これにはたくさんの問題があります。
まず、カウンセリングを受ける事自体わずらわしい、という問題です。
たった一度のカウンセリングで克服できるわけはなく、わざわざ、何度も
足を運ぶ必要があるのです。
さらに、対面指導のため、どうしても費用が高額になってしまうということも
問題ですし、何より一番の問題は、指導者自身が吃音克服経験者ではない場合が
ほとんどだということです。
非吃音者には理解し難い吃音の奇異な性質や、それに伴う苦しみを知らない人間に、
克服指導ができるわけはないのです。
人口の1%、つまり100人に1人といわれる吃音者の中でも、ごく稀に見る
克服経験者による正しい指導を受けられる確率を考えると、ちょっと現実的では
ありません。