病院の先生は検査しても結果を伝えないことってあるんでしょうか?伝えたとしても、すべてを言わないことはあるんでしょうか?

 

亡くなる2ヶ月前に体調不良から、予約外診察にいき、そのまま入院→入院中にさらに悪化、治療中止→緩和ケア入院→退院して自宅療養という流れになった旦那。

 

予約外診察にいったときに、血液検査、レントゲン、CT検査をしました。そのうちCTの結果は結局、主治医から何も説明を受けませんでした。

 

入院中に旦那と話していたんですよね。

 

先生、CTの結果、何も言ってこないね

 

って。

 

緩和ケアから退院するときに、今までの治療をまとめたもの、レントゲン、血液検査、CT検査などの結果をPDFファイルにして病院からもらったんです。

 

レントゲンやCTの結果は、検査技師が結果をまとめて主治医に伝える、病院側のデータです。患者には渡されない結果ファイルです。

 

入院した日にとったCTは半年ぶりに行いました。前回の結果と比較した内容を技師さんが書いていたのですが、主治医からは今まで一切聞いてこなかったあちらこちらへの転移が書かれてありました。

 

大きいもので4センチくらい。先生はもっと早い段階から新たな場所への転移があったことを知っていたのでしょうか。

 

まあ、癌と分かった時点で遠隔転移ありだったので、別の臓器に転移があったとしても手術ができるわけでもないので、結局治療としては抗がん剤しかない。だからあえて言わなかったのか。

 

主治医は最初から最後まで余命については何も言いませんでした。余命宣告を受けたのは緩和ケアの先生からでした。

 

主治医は患者にとって悪いことはあまり言わないタイプで、それでも悪い結果をいうときには、

 

怖いこというけどごめんね

 

といつも言ってました。そんな先生だから、特別新たな場所への転移に対して治療できないから、だから何もいわなかったのかな。

 

治療が終わって緩和ケアに入院中も、主治医は週末も含め毎朝病室に顔を出していきました。

 

どう、調子は?変わったことない?

 

たったこれだけでしたけど。

 

特別、患者にすごく寄り添ってくれるような先生ではなかったけど、旦那と年齢も2つ上くらいで同世代。

 

1年以上診てきた患者が亡くなったとしても、数ある患者のうちの一人だし、ああ残念だったねくらいにしか思わなかったのかな。

 

腫瘍内科なんでがん患者ばかりで、亡くなる人も多いし、いちいち反応してたら仕事やってられないですよね。そう思うと、仕方ないなと理解もできるんですけど、家族としてはなんだかやるせない気持ちになります。