旦那の肺がんに対する一次治療を振り返ります。
生検の結果、遺伝子変異は陰性。分子標的薬は使えませんでした。
旦那の肺がんは「非小細胞 扁平上皮がん」ステージ4B。
見つかった時点で両肺に多発性肺転移、腹部リンパ節に遠隔転移していました。
治療としては寛解を目指すというより、増殖するがん細胞を抗がん剤で抑制すること、小さくすることでした。
使った抗がん剤は2種類。パクリタキセル(アブラキサン)とカルボプラチン。それに免疫チェックポイント阻害薬のキートルーダ。
免疫チェックポイント阻害薬については、がん細胞にあるPD-L1というタンパク質が50%以上あれば治療適用となるようです。旦那の場合はなんと95%もあって、ほぼ合致しているので、私達夫婦もそして主治医の先生もキートルーダの効果に期待をしていました。
抗がん剤と違ってキートルーダのような免疫の治療は効く人には劇的に効果があって、しかも長く続くという特徴があるようです。95%もあるし、これが効いてくれて5年でもいいから長く生きてくれたらなって思ってたんですけど、効きませんでした・・・
最初の1週間だけは副作用の出方を見るために入院しましたが、その後は通院。会社を半日休んで治療に行っていました。
抗がん剤治療は3週間を1クールとネットで調べて知っていたので、3週間に1回会社休むなら、なんとかなるかなって思ってたら、抗がん剤の種類によって治療間隔が違うんですね。予想外でした。
抗がん剤1つとキートルーダは3週間ごとでしたが、もう1つの抗がん剤がなんと毎週投与。ま、毎週!?
でもやらないわけにはいかないので、毎週半休とって通院してました。旦那の会社が大手で福利厚生がしっかりしていたので、有給以外の休暇制度を使うことができたので、休職することなく仕事を普通にしながらの治療ができました。
旦那は毎回時間と戦ってましたけどね。朝一で病院行って血液検査からレントゲン、診察待ち、抗がん剤の点滴、そして会計に薬局。けっこう時間がかかるんですよね。
頑張ったよね。ゴウくん。
一次治療の振り返り②に続く・・・