小学校の「道徳」の教科書から長い間教材として使われていた児童小説『星野君の二塁打』が2024年度から消えることになったとのことだ。
星野君の二塁打って、知りませんでしたが、内容はこうだ。
選手権大会出場がかかる大事な試合、同点で迎えた最終回の裏。ランナー一塁で打席を迎えた星野君は、監督から送りバントの指示を受ける。「打てそうな気がする」と指示に背いて強打すると、結果的に二塁打となり、チームはサヨナラ勝ち。
しかし、監督は星野君に対し、チームワークの大切さを説き、ルールを破ったことを指摘。チームメイトは擁護するが、監督は罰として次の試合の欠場を言い渡した・・・
高校の時、仲が良かった野球部の友達から、まったく同じ話を聞いたことがあった。
やはり、9回裏試合は負けている場面で、状況は忘れたが、ランナーがいて、バントのサインを見落としたか、無視したかでヒッティングに出てヒットとなりサヨナラ勝ちした。
しかし、監督は烈火のごとく激怒し、グーでパンチ喰らわされた挙句、次から試合に使ってもらえなくなった。
友達は野球部をやめて陸上部に入った。
この時、野球って、そういうスポーツなんだと初めて知った。
結果オーライじゃだめなのか。
俺が監督なら、ヒット打ったことを褒める、次からはサイン見落とすなよ、と笑って話しかけるけどな、とその時は思った。
野球というものを見ていてだんだんわかってくると、組織として行動する重要性を理解できるので、結果オーライじゃダメということもわかります。
ただな、子供はやはり打ちたいと思うし、そういうスポーツはやりたくないと思うのではないかな。
野球やる子供が減ったのも、こういうことも要因だと思うがね。
星野君の二塁打の星野君って、星野仙一ですかね(笑)。