大学の風習暴露される | もう一度・・・

もう一度・・・

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 埼玉県勢として初の夏の甲子園優勝した花咲徳栄のことはこのブログでも書いた。

 

 その時、主将だった選手が、2019年に強盗致傷事件を起こし、裁判員裁判となっている。

 

 

 

 甲子園優勝をひっさげ、スポーツ推薦で東都の強豪駒澤大学へ進学、ここまではエリート街道まっしぐら、人もうらやむ人生だったのではないだろうか。

 

 1年生ですぐにレギュラーとなり、春のリーグ戦に出場したと聞く。

 

 そんなスーパー1年生にも、大学の上下関係は容赦なかったという。

 

・深夜2時、3時までコンクリートの上に正座させられた

・雨の中、傘もさせずに先輩たちの買い出しに行かされパシリにさせられていた

・たばこの火で根性焼きをされた

 

 

 

 これって、いつの時代の話だ?

 

 確かに昭和時代ではこれは普通のことで、運動部入った子はこれに耐えなければいけなかった。

 

 私自身は大学で運動部に入っていなかったから経験したわけではないが、大学の運動部には暗黙のカースト制度があり、4年天皇、3年貴族、2年平民、1年奴隷だと聞いたことがある。

 

 4年は神様という所もあるようだが、昔は天皇=神様だったから。

 

 

 

 疑問だったのは、1年生からレギュラーのような者も奴隷となるのか、ということ。

 

 この事件の裁判を見ていると、どうやら、どんな優秀な選手でも部の掟は守らなければいけないようである。

 

 これまでも、甲子園で活躍したような子がすぐに大学を辞めたのをたくさん見てきたが、なんで?と思ってた。

 

 これまで公になってこなかったことは、つい十数年前まではこれが普通で、それに耐えられなくて辞めてしまった恥ずかしさがあったのだと思う。

 

 世間からはそう思われなくても、周りからは、弱っちい、根性がない、そんなことではどこへ行っても通用しない、とコキおろされるのがおち。

 

 

 

 部の掟に耐えられなくなった彼はついに野球部をやめてしまう。

 

 そして、野球部の先輩方と顔を合わせるのが嫌で大学も辞め、小中学生時代の悪い友達とつるむようになった。

 

 

 

 事件は、最初、お金を運ぶ仕事があるんだけどやらないか?という軽いノリだったそうだが、行く途中で強盗をすることを知る。

 

 やめたかったが、チラチラ入れ墨が入っている体を見せられ、暴力団との関係をにおわせるようなことを言われ、「逃げたらお前の家族も狙われる」と脅され逃げられなかった。

 

 そして、犯行グループの一員として犯行に及び、被害男性に頭骸骨骨折など全治3カ月の重傷を負わせてしまった。

 

 

 

 最近、ボクシングの井岡一翔がタトゥーをしていることが問題となっている。

 

 井岡を擁護する声も多いのだが、やっぱり、タトゥーをしてる奴って、こういうことに使ったりするためにタトゥーを入れてるわけだから、許されることではない。

 

 

 彼は花咲徳栄の監督に相談したそうだが、「耐えろ。そういう世界がある。耐えてみろ」と言って励ましたそうだ。

 

 たぶん、俺でもそう言うだろう。

 

 小、中、高で暴力や理不尽な指導が問題となり、改善しつつある中で、そのような昔より緩い環境で部活動を経験した子供に、旧態依然のカースト制度がある大学での生活はムリだ。

 

 

 

 これは、何も駒澤大学野球部に限ったことではなく、伝統のある大学運動部はどこも同じだと思う。

 

 箱根駅伝で伝統や上下関係のない青山や創価が強くなるわけだ。

 

 子供もそういう大学には入りたくないという子が増えている気がする。

 

 

 

 たかが、1歳、2歳、3歳の違いで神様とか貴族とかって、俺なんか、スーパー神様だぜ、ひれ伏せ!

 

 社会に出ればキャリアの差で年下にコキ使われることもある。

 

 1歳、2歳、3歳の差なんて、20代後半以降は同世代としてもっと年上や年下と付き合わなければいけないことも多くなる。

 

 

 

 彼自身も独立リーグに挑戦するとか、他大学に入りなおすとかすればよかったと思うが、そういうアドバイスをする人が周りにいなかったのかな?

 

 事情があったにせよ、罪を犯してしまったからには罪を償って更生してもらいたい。

 

 彼は罪を犯してしまったが、大学の闇を暴いて一泡吹かせたのではないだろうか。