若狭の日帰り旅 | ロンママの笑うが勝ちや

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ぐるぐる近所を、まわって ささやかな発見をお伝えします。

昨日の若狭へのバス旅行 

青山先生は 自称 物知りの隠居 って謙遜されています。大正生まれらしいです

お若く元気です。



 ダーリンが詳しくレポートを書いてくれたのでそのままお借りしちゃいます

ちょっと私も書き足していますが、、、




8時発毎日旅行「青山茂の歴史散歩 若狭の名刹・特別公開」のバスツアーに参加



湊町ICから高速に入り、阪神高速1号環状線・11号池田線、中国道・舞鶴若狭を経て、舞鶴東ICで、国道27号線に入り、東上し福井県の若狭地方へ(午前10時30分頃に到着)




真言宗御室派青葉山中山寺(大飯郡高浜町中山) 10:40~11:30


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 天平8年(736)、聖武天皇の勅願によって、泰澄大師が創建

 山門の金剛力士像二体(重文 鎌倉)




本堂は、桁行・梁間ともに五間、単層、屋根は入母屋造、檜皮葺き(重文鎌倉) 

お堂が修理され20,30年 いい感じだそうです。


本堂内の木造馬頭観音坐像(重文 鎌倉)が、33年に一度の御開帳


今日の目玉です。次見れるのは33年後 生きている保証はありません

像高78.3㎝の檜材寄木造(立ったら背が高いよ)、三面八臂(顔が3,手が8本)の忿怒像(怖い、驚かせてやろう~~)農耕の守りの仏だそうです。



慶派の仏師の作(たんけい湛慶??)なので、みやこぶりのよい仏像 顕密両方の台座(しつしつ座という明王の台座の上に蓮華座という二重の台座)珍しいそうで、近くに寄って見せていただきました。

足が3本?印相も珍しいって、

脇侍像は不動明王立像と毘沙門天立像 


馬頭観音様は、頭に馬を乗せています 怖いお顔は 苦しみを引き受けてくれているからだそうです。

 


若狭富士と呼ばれる青葉山の中腹にるので、高浜和田海岸が一望


ロンママの笑うが勝ちや 境内のかやの木

晴れていたら良かったのになぁ~~~今度はゆっくり山の上まで登りたいね




バスで、同町の白浜海岸にある料理旅館「松月花松風」で昼食(鯖のへしこ・タコ・ハモほか)ゴージャスな和食で驚きやわ 食事をした部屋から海岸がよく見えました。


国道27号線に戻り東上し、小浜市の常高寺へ向かった

臨済宗妙心寺派凌霄山常高寺(小浜市浅間) 13:30~14:20

寛永7年(1630)浅井三姉妹で京極高次に嫁いだお初の方が、小浜に

開基した寺(近江国長田村の300石を寺領に寄進した)



 位牌-常高院(初)を中央に

左側に泰雲院(高次)右側に養源院(浅井長政)と自性院(お市の方)


寺宝 書院の十数枚の障壁画は、狩野美信の作品 常高院の肖像画

掛図からお市さんが着ていた着物を再現した小袖、

信長から送られた紋がいっぱい入ったのお膳レプリカ等、


NHK 江 での影響で 参拝のバスがいっぱいです。

ロンママの笑うが勝ちや 本堂は近代的すぎて驚き、お寺の概念が、、、


山門前に、
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重要伝統的建造物群保存地区・小浜西組の町がひろがります。



常高院墓所(宝篋印塔)は、寺の南側、国道27号を隔てた山麓


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階段を登って到着



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7人の待女のお墓が、お守り
しているって感じやね


 常高寺から国道27号線に戻り、東上して、東小浜駅前を若狭姫神社の方に曲がり




天台宗霊応山若狭神宮寺 


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(小浜市神宮寺町)お水送りの古刹 若狭彦神社の別当だったので拍手を打ってもよいお寺だそうです。

住職さんのお話~~~いい縁を大切にしましょう~~

菊に鈴の紋~~なので、お土産に鈴を購入 



 和銅7年(714)泰澄大師の弟子滑元和尚が創建した

本堂 天文22・1553年に朝倉義景が再建し寄進した(重文)

 桁行5間、梁間6間、単層、屋根は入母屋造、向拝1間、檜皮葺き 反りが強く、和様を基調としているが、唐様・天竺様の手法が取り入れられている

 本堂内の仏像 本尊が薬師如来 脇侍が日光・月光菩薩 十二神将



3月2日のお水送りの神事は、神宮寺本堂前を出発し、鵜の瀬で遠敷川に

香水を流します



 バスで、白石まで移動し、鵜の瀬を見学

鵜の瀬 遠敷川の上流にある奈良二月堂のお水取りゆかりの地

  
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東大寺の お水取りの水は 若狭から運ばれる???ってなぜ???どのようにして??


二月堂の十一面観音様が、全国の神様を招集した際、

海が近くの若狭の神様は漁をしていたため遅刻したそうで、

ゴメンなさいって言って、それじゃ一日前に最も清い若狭の水を送ります~~~


どのようにして送ったかって、、

それは神業なので、人間がとやかく言うことはできません。


地下で若狭と奈良と繋がっているのです

水脈があるのです。

若狭は韓国と近く、半島大陸文化が伝わりました。中近東のお話も伝わったかもしれません


イランにはカルーズと言う古代井戸(水路トンネル)があるそうで、

その考え方からすると、奈良へ水を送るって発想が生まれたかもしれない

って先生のお話でした。



帰りは渋滞だそうで、琵琶湖沿いルートに変更

国道27号(若狭街道)若狭町の川宿にある道の駅「若狭熊川宿」


ロンママの笑うが勝ちや 急いで写真だけね
国道303号線で東上して近江今津(高島市)へ、そこから国道161号線で湖西を南下して湖西道路、 国道1号線を経て、京都東ICから名神高速道路で京都南ICまで行き、近鉄竹田駅から第二京阪道路・近畿道・阪神高速13号東大阪線・1号環状線を経て難波へ







渋滞でけっこう時間がかかりましたが

無事帰宅


楽しい旅でした。

青山茂先生 ありがとうございました。