「腹から声を出す」の正しい解釈は「丹田を使い肚から声を出す」が正解 | 音域を伸ばしたいヴォーカリスト必見!1年以内にあなたの音域を倍以上にするボイストレーニングを伝授します!

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.ヘヴィメタルのハイトーンボイスに特化したボイストレーニングを受けてきた著者が高音域発声に特化したボイストレーニングをお教えします。

こんにちは‼︎

 

ヴォーカリスト兼ボイストレーナーのKです。

 

 

今回は前回の呼吸についての補足的なお話

です。

 

横隔膜を使った腹式呼吸が歌を歌う際には

重要ではありますがこれは誰しもが無意識

的に行っている呼吸なので意図的に鍛える

必要はありません。

 

喉の調整が進めば自動的に横隔膜呼吸で歌

うようになってきますというのは昨日もお

伝えした通りですね。

 

ではなぜここまで

 

「歌う時には腹式呼吸‼︎」

 

ってメソッドが世界的に認知されているの

でしょう?

 

 

そしてこの言葉が示す本来の意味はいつの

間にやら全く違った解釈がされるようにな

り全く意味を成さない練習方法にすり替え

られてます。

 

 

ご興味ある方はこの先もお読みください。

 

 

 

ではさっそく本題です。

 

 

先に結論から申しますがこれはタイトル通

りですね。

 

 

丹田を使って魂を込め

た声で歌いなさい‼︎

 

 

これが腹から声を出す、腹式呼吸で歌うっ

て言われてることの本来の教えです。

 

 

そもそも腹式呼吸自体がよに登場したのは

19世紀半ばのことなので17世紀からある

ベルカント唱法などよりもずっと最近の話

です。

 

ベルカントの時代は腹式呼吸って練習もな

ければその考え方すら存在してませんでし

たからね。

 

つまりヨーロッパの発声のメソッドに呼吸

はありません。

 

ただ呼吸って部分に焦点を当てると、実は

もっと昔から東洋や日本の古武術や伝統芸

能では肚の思想が存在します。

 

 

ヨガでも呼吸法とか重視されますでしょう

 

 

肚=丹田のことを指します。

 

元オリンピック選手の室伏広治さんはこの

丹田を非常に重要視されてましたね。

 

丹田を使えるようになることで人間のパフ

ォーマンスは大きく飛躍すると信じていて

事実、驚異的な結果を残してます。

 

丹田が使えてる状態=ゾーンに入った超集

中状態と言えるでしょう。

 

ランナーズハイとかもそうですね。

 

皆様も、何かに良い状態で物事に集中でき

ている時にご自身がゾーンに入ってるなっ

て実感することってありますでしょう?

 

 

ではこれを歌に置き換えると

 

いかにメンタルを最高の集中状態に持って

行って歌唱できるようにするかって話で、

つまり肚から声をだすって本質は技術論で

はなく精神論なんですよ。

 

丹田には魂が宿ると東洋人やかつての日本

人は信じていました。

 

なので肚から声をだすって教えの本質は

 

丹田を使って魂を込めた声で歌いなさい

 

と、解釈するのが間違いないかなと。

 

この本来の意味が19世紀に発見された腹

式呼吸と混同されてしまいなんだか役立

つのかよくわからないブレスコントロール

なんてメソッドが一般化してます。

 

腹式呼吸と丹田呼吸

 

この二つは実は似ても似つかない別物で練

習する価値があるのは丹田呼吸法のみです

 

丹田呼吸法の習得は瞑想、ヨガなどで身に

つけられる方法がネットでも沢山紹介され

てますね。

 

わかりやすそうな動画を見つけたのでリン

クも貼っておきます。

 

ちなみに僕も全く知らない方の動画です。

 

 

他にも沢山あるのでご興味ある方はご自身

でも調べてみてください。

 

 

腹式呼吸は誰しもがすでに習得済ですから

練習不要です。

 

 

 

 

 

 

ここからは少し面白い余談・・・

 

人間のパフォーマンスを飛躍的に向上させ

てくれる丹田ですがそれってどこにあるの

でしょう?

 

これは人体の下腹部(おへその下あたり)

にあるんですが、実際にはそういった臓器

や筋肉群があるわけではありません。

 

あくまでエネルギー体としてイメージする

ことしかできません。

 

なんだか少し怪しげなお話と思う方もいそ

うですが・・・

 

ちなみにこの丹田がある下腹部って人体の

中心部に当たりますから体幹とも言えます。

 

丹田が使える人=体幹がしっかり使えてる

 

こんな解釈もできそうですね。

 

ちなみに戦前の日本人ってこの丹田の使い

方が欧米人に比べてとっても上手だったそ

うです。

 

丹田がしっかり使えるとこんなことができ

ますって一例として昔の記事でもご紹介し

たことあるんですが下の写真をご覧くださ

い。

 

 

 

今から約70年ほど前の山形県酒田市で女性

が米俵を担いでる写真です。

 

見るからにとんでも無い物量の米俵ですよね

・・・・

 

この米俵は一個あたり約60kgです。

 

それぞれその米俵を5俵ですから・・・・・

 

合計300kgを背負ってるって事‼︎

 

 

別にこの女性たちは特別な訓練も筋トレもし

てません。

 

ごくごく普通の農家に嫁いだごくごく普通の

奥さんです。

 

丹田が使えていた頃の日本人ってこれくらい

のことは当たり前にできていたんです。

 

僕なんか多分、1俵も持てないでしょうねえ

 

 

この事実は凄くないですか?

 

そして何よりもこの丹田を使いこなした時に

発せられる自分の声がどれほどのものになる

のかなんて想像しただけでワクワクしてきち

ゃいます(笑)

 

 

こんな感じで今回は歌唱パフォーマンスに飛

躍的な効果を与える丹田呼吸法についてお伝

えしてみました。

 

 

お読みいただきありがとうございます。

 

 

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