前回の続きです。
気難しいと言われる利用者さまのお部屋へ1人で向かいました。
インターホンを押し、お部屋に入り、ご挨拶をしました。
私→「先週、先輩に同行して見学させて頂いた◯◯です。よろしくお願いします。」
利用者さま→「ああ、この前の。アナタ、手順とか大丈夫??」
いきなり、軽くプレッシャーです
私→「手順は確認しています。ただ、初めてなので、違うなと思ったことはどんどん指摘してくださいね。」
利用者さん→「わかった、じゃあお願いします。」
あれ?割とアッサリ承諾してくれたなぁ…と思いました。
そして、手順どおり、処置を行いました。
…が、なかなか納得するまで時間を要し、色々とご指摘くださいます
普通であれば、サラッと終わる程度の処置ですが、すごく時間がかかり、正直、終わるころには心身共にヘトヘトでした…
でも利用者さん、
「ごめんなさいね、大丈夫?」
と、思いがけず労いの言葉が
「いえいえ、私も慣れないもので時間がかかってしまってすみません…。納得いくまで、これからもどんどん指摘してくださいね。」
そう答えました。すると利用者さんからこんな言葉が。
「時間がかかるのは構わないし、慣れてないのも全然大丈夫。納得いくまで対処してくれてありがとう。時間がないからとささっと済ませようとされるのが1番嫌なんです。」と。
そっかぁ。そう思っていたのかぁ。
「介護士さん看護師さん、色んな人がいるけど、結構みんな冷たい。だから、普通の人が来たら天使に見える。」と饒舌に話し出しました。
みんな冷たい、かぁ。多分みんな冷たくないんだろうけど、気難しく対応が困難だと思って、敢えて必要最低限以外コミュニケーションを取ろうとしなかったのかなあ?と推測してみました。
●利用者さん→介護士や看護師は冷たいと思い心を閉ざす
●介護士や看護師→気難しい利用者さんなので敢えて処置以外関わらない
↑こういう図式ができてしまったのかなぁと思いました。
なので、怒られても良いから敢えて関わってみようかと思い、訪問中は積極的に話しかけてみました
子どものこと、仕事のこと、外の出来事など。
意外にも興味津々で、色々質問してきました。
元々は元気だったかたが、一日中ベッドにいる。
やはり、外の世界が気になるのかなあと思いました。
外の気温、天候やら、街中の様子、近所のスーパーの話題…色んな話をしました
色々と質問をしてくれるので、私もそろそろ質問してみても良いかなあと思い、思い切って、過去の病名やいつから発症したのかなど、聞いてみました。
すると、アッサリと答えてくれました
アレ??普通に答えてくれたやん?
と思いました。タブーじゃなかったんですね
やはり、看護も介護も、人と人が直接関わるお仕事なので、コミュニケーションは大事だなぁ…ととても勉強になった出来事でした。
まだまだ、初心者ですが、身体が元気なうちはお仕事頑張っていきたいと思います
次回は、過去の美容部員時代の出来事も書いていこうと思います