劇団ドガトガプラス第13回本公演『浅草紅団』@両国シアターXに御来場頂きまして、本当にありがとうございました。
ある時は800有余のルンペン束ねる浅草一のゴウカイヤ親分、またある時は貸衣裳美濃屋の女将、かつては吉原のおいらんであった浅草のお母さん的存在である吉里を演じさせて頂きました戸田佳世子です。
劇場に入ってびっくりされた方も多かったのではと思いますが、今回は『変装』が一つのキーワードであったため、今までドガトガの公演で作って頂いたたくさんの衣装を舞台装置の一つとして吊しました。
圧巻。
こんなに素晴らしい衣装を着て、さらに今回はシアターXさんということで、ドガトガ本公演史上初めての演劇小屋での上演をさせて頂いたため、照明や音も、より一層素晴らしいものを作って頂けました。
また今回はダンサーさんではなく、演者が全員踊るという新しい試みで挑んだため、振付師の皆様も大変だったと思いますが、その結果新たな感動が生まれたとお客様に言って頂けました。
こんなに愛情あるスタッフさんたちの大きな助けを借りてここにいることに感謝して、役者、演出家含め大切に誠実に作品創りをしていかなくてはと心底思いました。
次があると思って舞台に立つのではなく、これが最後かもしれないという覚悟を持って臨まなければ、良い作品は生まれないとつくづく思いました。
舞台には『その人』が乗ると言います。演じはしていても、その人以外は乗らないのです。華がある、魅力的などという褒め言葉は普段からの自分磨きゆえのものに違いありません。
言い訳や嘘のない『舞台』というものが大好きです。ですから、本気で取り組む方と一緒に舞台に立ちたい。
閉幕、打ち上げを経て朝方次のステージに向けてバラバラと帰路につく共演者のみなさんの背中を見ながら、別の舞台で再びお会いする日まで日々勉強して行こうと思いました。
そしてお客様の心に一つでも残るシーンを届けたいなぁと思いました。
本当にありがとうございました。
戸田佳世子 拝