ICE療法3コース前のMRI検査 | 脳腫瘍(小児脳幹部グリオーマ)七奈子の闘病記

脳腫瘍(小児脳幹部グリオーマ)七奈子の闘病記

2013年8月30日☆☆娘の七奈子は、3歳10ヵ月で天国へお引っ越ししました☆☆病名は、脳腫瘍(小児脳幹部グリオーマ)見守ることしかできなかった10ヵ月の闘病生活と共に、今のワタシの気持ちを綴っています。

2013年3月4日(月)から、入院になります。


翌日は、MRI検査。


昨年12月の検査で縮小されていた腫瘍が今回の検査で更に縮小されていることを願いながら、祈りながら毎日過ごしてきた3か月。きっと大丈夫!この検査前の心境は、何と例えたらいいんだろうか。このときの私は、縮小されていることのみを信じてきたので、今から思えばシアワセだったかもしれない。


翌日、プレイルームでナナと遊んでいるところにK先生がやってきた。


他に、誰も人がいなかったので「ここで、検査結果いいますね。」 K先生。


「大きさは、前回と変わらずでした。」


私「…。 …。 」 涙が、おちる。


「ななちゃんママの靴下、いつもカワイイですね。」 K先生。


「足元ぐらいは、カラフルにしてるんです。」 泣きながら、私。


K先生は、プレイルームから出て行く際に、私の肩をパンパンとして去っていった。


本当に安心できる先生なのだ。でも…このときの検査結果は、


3月5日の検査当日に、下記のMR検査報告書があがっていた。

(カルテ請求した際に分かったので、この事実は知らなかった。)


【検査所見】


前回MRI検査(2012年12月14日 33×24×26㎜)と比較しました。


橋のT1、T2延長を示す腫瘍は、33×25×32㎜大と拡大しています。

腫瘍左下部に索状の増強構造がみられ、やや増大しています。

びまん性脳委縮はやや軽減しています。


この後、3ヵ月ぐらいのちに再燃を疑う症状が現れることになるのだが、上記のことを伝えてくれなくて良かったと思う気持ちが、7割。 伝えてほしかった気持が、3割ある。


伝えられていたら、命の期限の短さを分かって、もっとやってあげれることがあったのではないだろうか。

と思う反面、

「大きさは、前回と変わらずでした。」と、現状維持で泣きだすくらいだから、きっと正直に上記のことを伝えてもらっていたら立ち直れなかったかもしれない。


正直、このカルテをみたときは衝撃でした。知らなくても良かった事実なのかもしれない。

カルテを請求される際は、覚悟して請求しないといけない。


K先生のさりげない心遣いは、今でもジワジワと効いています。


お世話になりました。ありがとうございました!