■作品説明※映画.comより
2005年の「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」で新3部作が完結してから10年ぶりに製作・公開されたSF映画の金字塔「スター・ウォーズ」のシリーズ7作目。オリジナル3部作の最終章 「ジェダイの帰還」から約30年後を舞台に描かれる、新たな3部作の第1章。テレビシリーズ「LOST」や「スター・トレック」シリーズなどで知られる ヒットメーカーのJ・J・エイブラムス監督がメガホンをとり、脚本にはオリジナル3部作の「ジェダイの帰還」「帝国の逆襲」も手がけたローレンス・カスダ ンも参加。音楽はおなじみのジョン・ウィリアムズ。無名から大抜てきされた新ヒロイン、レイ役のデイジー・リドリーのほか、ジョン・ボヤーガ、アダム・ド ライバー、オスカー・アイザック、ドーナル・グリーソンといった新キャストに加え、マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーらオリジ ナル3部作のメインキャストも登場。


はい。ちょっと遅れ気味ですが、5月の第2週目に当たりました「スターウォーズ/フォースの覚醒」の感想いってみたいと思います。

もう、説明は不要でしょう。熱狂的ファンでなくても、映画好きなら「スターウォーズ」の名を知らない人はまずいないし、映画好きでなくても知ってるくらい有名なシリーズの最新作ですね。世界的にも超絶大ヒットしてますし、劇場公開時の去年の12月には大いに盛り上がったので、今さら僕がアレコレ語るような作品でもないですけど、当たったからには仕方ないです(笑)。

僕自身、熱狂的なファンってことではないけど、やっぱり「スターウォーズ」って特別なんだなって本作を観て感じました。というのも、僕は今30代ですが、映画好きになったのって父親が映画好きだったからなんです。そして、父親は「スターウォーズ」直撃世代で、旧三部作を劇場で観てるから衝撃も受けてるし、もちろん大好きなんですよね。

小さい頃、家には映画のビデオやレーザーディスク(分かる人いるかな?w)がたくさんあって、その中には当然「スターウォーズ」シリーズもありました。初めて観たのがいつだったかは覚えてないですが、映画好きになって自然と観てたなぁと思います。

それでやっぱり面白かったんでしょうね。何度も家で観てた記憶はあります。子供ながらにこのシリーズが「特別」なんだなぁっていうのも感じてたんじゃないかなと思います。

いろんな意味で語り継がれるシリーズだし、実際そうなってますよね。そして、僕みたいに自然と親から子へその熱は伝わるし、当時の世代の人から新しい世代にも伝わっていってて、それをまさしく象徴するのが本作「フォースの覚醒」なわけです。

今っていうこのタイミングもそうだし、今回の作品の内容もそうなんだけど、ほんとにまさしくバトンタッチな位置づけのだなと感じました。当時、世界を興奮させた旧シリーズ、その熱量を今度は新しい世代でもう一回やってやろうじゃないか、っていう気概を凄く感じました。

まったく新しいことにチャレンジしたっていうより、自分達が良いって思ったことをたとえ同じと思われたとしてもやってみようじゃないか、っていう感じで僕は受け取ったけど、結果的にそれ自体が新鮮だなと思いました。

まぁ、ぶっちゃけ今回の「フォースの覚醒」は、旧三部作の一作目と似てるっちゃー、似てます。でも、だからつまらないってわけじゃないし、その中にも今っぽいエッセンスはしっかり入ってると思いました。特に今回のメインの2人、レイとフィンってキャラクターがそれを象徴してます。

ストーリーとしては目新しさはないけど、次世代を感じさせるキャラクター予想以上に活躍してくれますし、一気に好きになっちゃいました。で、展開もですね、この新しいキャラクター達が過去の伝説に触れながらも、徐々に自分達がこの先を切り開くんだってことに気付き始める、まさに覚醒なんですが、この作り手のモチベーションと映画のお話し自体のシンクロ具合も良いなぁと思いました。

つい最近このブログでもレビューを書いた「クリード チャンプを継ぐ男」も同じような構図だと思うのですが。同じような志で作られた映画がこのタイミングで出てくるのも、今が時代の転換期なのかなーと思ったりもします。

何はともあれ、この伝わってくる熱量が観てて心地良いわけです。

そして、何よりですね、僕が一番感動的だったのは、父親と一緒に劇場で「スターウォーズ」の新作を観れたってことなんですよ。まぁ、「エピソード1」とかもあったので今までも新作を一緒に観れるタイミングはあったけど、まず実際に前に進んだ新作であるっていうことと、旧作を踏まえて乗り越えてきた今回の内容だったからこそ、すごく意味があるなぁと思いました。

父親からしたら当時の衝撃は超えられないでしょうが、盛り上がりって意味では少し当時を思い出したんじゃないかなと思いました。そして、父親が感じてたであろう興奮を、同じように今少しでも感じれるっていう体験が価値があったなぁと思いました。

別に元々仲が悪いとかはないけど、単純に映画について話したりすることが「フォースの覚醒」を一緒に観た後から増えましたしね。お互い、映画熱が若干上がったんだろうと思います。

で、更にですよ、僕の息子は現在3歳半くらいなんだけど、着ているTシャツは「スターウォーズ」だったりします。僕が好きで観てたりソフト置いてたら、そのうち勝手に観るようになるんだろうなと、想像するとニヤニヤしてきますね。

「親子3世代が楽しめる」

そんなエンターティメント作品なんて、そうそうないですからね。そういった意味で、やっぱり「スターウォーズ」シリーズって凄いし、特別なんだなと思いました。このタイミングで作ってくれた人達には感謝だし、今後も新たな伝説を作っていって欲しいです。

色々と内容と関係ないことを書いてきましたが最後に…。劇場も合わせて何回か鑑賞してますが、「スターウォーズ」が特別だとか抜きにしても、普通に面白いですから!僕は全然飽きずに毎回観れますね。

みんな観てると思いますが、しっかりオススメで~す。




どうも、カズユキです。

今、上映中の実写映画版「ちはやふる」を観てテンションが上がってしまい、昔ハマってたアニメ版を1話から観直してる最中です。こっちも面白すぎて、ついつい何話も連続で鑑賞して夜更かししまくりです。お陰様で日中、尋常じゃない眠気に襲われる日々が続いています。

ちなみにアニメは第2期までしかなくて、マンガには全然追いついてないので、早く第3期やってくれないかなーと首を長くして待ってるんですが、何年もその願いは叶わずです。

今回の映画は個人的には大成功だと思うので、この機にアニメもやってくれないかなと淡い期待をしております。

そして、自分でも趣味程度ですが競技かるたやってみようかなと思ったりしてます。かなりハマってるな(笑)。まずは、かるたを購入しないといけませんね。


で、調べてたら「修造かるた!」とかあるんですね。いや~、「ちはやふる」とは全然関係ないけど、気になるー(笑)。修造の力、恐るべし!

はい、そんな今日この頃ですが、先週の「エベレスト」に続きまして、今週扱う作品を決めていきたいと思います。今週の候補6作品はこちらです。

①ブリッジ・オブ・スパイ
② I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE
③俺物語!!
④ヴィジット
⑤スターウォーズ/フォースの覚醒
⑥グリーン・インフェルノ


以上のようなラインナップになっております。

今さら僕なんてもんがレビューするまでもないですが、やっぱり入れておきました「スターウォーズ/フォースの覚醒 」。あとは、スピルバーグ監督作品の「ブリッジ・オブ・スパイ」も気になるところです。

では、サイコロを振って決まったのはどの作品でしょうか?

2016年5月第2週目に扱う作品はこちらです!

5月第2週目・レビュー候補作

「スターウォーズ/フォースの覚醒」



■作品説明※映画.comより2005年の「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」で新3部作が完結してから10年ぶりに製作・公開されたSF映画の金字塔「スター・ウォーズ」のシリーズ7作目。オリジナル3部作の最終章 「ジェダイの帰還」から約30年後を舞台に描かれる、新たな3部作の第1章。テレビシリーズ「LOST」や「スター・トレック」シリーズなどで知られる ヒットメーカーのJ・J・エイブラムス監督がメガホンをとり、脚本にはオリジナル3部作の「ジェダイの帰還」「帝国の逆襲」も手がけたローレンス・カスダ ンも参加。音楽はおなじみのジョン・ウィリアムズ。無名から大抜てきされた新ヒロイン、レイ役のデイジー・リドリーのほか、ジョン・ボヤーガ、アダム・ド ライバー、オスカー・アイザック、ドーナル・グリーソンといった新キャストに加え、マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーらオリジ ナル3部作のメインキャストも登場。


当たってしましましたね~(笑)。このタイミングでレビューするのっていうのもどういう切り口でいくかが難しいですが、頑張って書いてみたいと思います。

では、お楽しみに~♪

■作品説明※映画.comより
 世界中の登山家をひきつける世界最高峰エベレストで1996年に起きた実話を、3Dで映画化したサバイバルドラマ。エベレスト登頂を目指して世界各地から 集まったベテラン登山家たち。それぞれの想いを抱えながら登頂アタックの日を迎えるが、道具の不備やメンバーの体調不良などトラブルが重なり、下山が大幅 に遅れてしまう。さらに天候も急激に悪化し、人間が生存していられない死の領域「デス・ゾーン」で離ればなれになってしまう。ブリザードと酸欠の恐怖が迫 る極限状態の中、登山家たちは生き残りを賭けて闘うが……。
 「ターミネーター:新起動 ジェニシス」のジェイソン・クラークをはじめ、ジェイク・ギレン ホール、ジョシュ・ブローリン、サム・ワーシントン、キーラ・ナイトレイら豪華実力派キャストが集結。「2ガンズ」「ハード・ラッシュ」のバルタザール・ コルマウクルがメガホンをとった。



5月の第1週目に当たった「エベレスト」の感想いってみたいと思います。

本作に関しては、劇場公開時に予告編をチラっと観た程度で、鑑賞前の情報はほぼ無しという状態でした。ですので、鑑賞後は最初にイメージしていたものと180度違ったというのが正直な感想です。

僕の印象では劇場公開時の宣伝も、3Dでエベレストを描いた映像が売りの作品って感じで、災害は描いてはいるけどストレートなエンタメ寄りな作品かと思ってたんですよね。極限状態の中での友情とか奇跡の生還とかそんな感じです。

下調べしてなかったら、僕みたいな印象を持って観ちゃって「予想と全然違った」なんて思う人もいると思いますので、そういった類いの作品ではないと先に言っておきます。
でも、だからダメだとか、面白くないっていうことではありませんので、そこは勘違いしないようにして下さいね。

そもそも本作は、1996年に実際に起きた「エベレスト大量遭難」が題材になっていて、映画化するにあたり大幅に脚色してるってわけでもありません。
むしろ、僕が軽く調べた限りでは、ほぼほぼ事実をそのまま再現してると思いました(あくまで軽く調べた限りですが)。

まず、序盤から中盤くらいまでは事故の当事者達の登山参加から登頂するまでを少しドキュメンタリータッチに描いています。

そして、終盤は実際の悲劇的な事故が描かれていきますが、ここは目撃した人もいない部分もありますが、おそらく事実と変わらないだろうと思える描写です。
この遭難シーンも、ほんとに事実がこうだったと言わんばかりに淡々と進んでいきます。

だから、ストーリーがある作品のように、お涙頂戴な奇跡的な救出劇があるわけでもないし、知恵と工夫でサバイブした!ってこともありませんし、とにかく感動と呼べるような展開は一切ありません。ただ、ただ、エベレストという大自然のどうしようもない脅威と、人間のちょっとした傲りが引き起こした悲劇が描写されていくのみです。

最後にスカッとして終わりたいって方には全然オススメしません。
むしろ、観終わった後はズシンときて、とても考えさせられる重い作品です。

先程、人間の傲りと書きましたが、まず無知だったので本作で知ってビックリしたのが、エベレスト登頂ってビジネスなんですね。安くはないですが、お金さえ払えばアマチュアでもガイドがサポートしながら登頂を目指せるみたいで、一種のツアービジネスのような形態があるんですよ。

もちろん、ツアーっても遊びとは程遠いので、事前の準備から登頂までは数ヶ月スパンで行われるし、参加者もそれなりの覚悟で来てます。なので、こういうことが間違ってるってことではないですが、僕の中では少し傲りがある考えだよなと感じてしまいました。

熟練の登山家でも命を落とすような過酷な環境に誰でも参加できるっていうのは問題だと思いますし、舐めてないとはいえ、コントロールできるっていう気持ちがあるのだろうと。ただ、結果だけ見ればやっぱりそれは傲りだったし、油断もあったのだろうと思います。

現にこの事故の時は登頂を目指すグループが多すぎたようです。そのために準備不足発生し、1人ずつしか通れない道で極寒の中、何時間も待たないといけないような状態もあったようです。そういった様々な事情と急激な天候の変化が重なって悲劇の事故が起こったみたいです。

本作を観る限り、主人公達のグループは決してエベレストを舐めてたわけでもないし、どちらかというと、これ以上ない準備をして望んでたと思います。

それでも、ほんの少しの油断や人として情を優先させた判断が命取りになってしまいます。
観ていて別に誰が悪いわけじゃないし、人間ってそんなもんだよなと思うんだけど、でも、自然の前だとそんなことは関係ないんだよなと、すごく複雑な気持ちでした。

ケースとしては違いますが、日本でも自然災害が最近は目立ってるから、そういった「自然」ってものへの認識をどう持っていくべきか、その辺を考えてしまうような作品でした。
本当に敵でも味方でもないんですよね、自然って。

そんな無慈悲な自然の脅威の中でも、ほんとにただ奇跡としか言えないようなことが一つだけ起こるんですが、そこはなんか言葉にならない感覚でした。本編を観れば何のことかは分かると思いますが、本当に不思議としか言えないようなことが実際に起こったみたいです。

でも、こういった奇跡のようなことがあるから、人はそこに意味を見出していくし、常識を超えた「何か」を感じるのかなと思いました。だからこそ、「最高峰のエベレスト」に挑むっていう、理屈じゃない部分が人を突き動かすのだと思います。

大げさかもしれないですが、淡々と描いているからこそ感じる自然の恐怖と、恐ろしくも神秘的な側面の両方を表現できてる作品じゃないかと思います。

で、暗めな話はここまでとして、ここまで書いてきたことを感じさせるために一番重要なエベレストの山としての存在感なんですが、これがすごいの一言です。

もちろん、標高高いシーンなんて実際に撮影するわけにもいかないので、セットとCGの組み合わせが多いみたいですが、この映像が実際に登って撮影してるようにしか見えないくらいの完成度です。ほんとに臨場感ハンパないし、登頂シーンなんて見てて足が震えますよ(笑)。これだけリアルだからこそ話にも説得力が出るってもんで、ある意味、映像が売りの作品とも言えます。

そして、何気に俳優さんも粒ぞろいなんですよ。ジェイク・ギレンホールやサム・ワーシントンとか出てるのも知らなかったから楽しめたし、何気に大好きな女優さんのキーラ・ナイトレイが出てたのも良かったです。主役級の俳優さん達も、出演シーンはそんな多くなかったりするんですが、さすがに皆さん印象に残る演技で見応えありました。

ということで、正直、そこまで期待してなかったのですが、予想以上に骨太の作品でした。良い意味で予想を裏切ってくると思いますし、ただ、登頂するってことだけではなく、エベレストがどう扱われてるのかっていうリアルさと、ほんとの自然のリアルさを両方を感じれると思いました。

そして、この地球で暮らす自分自身の在り方まで、ちょっと考えてしまうような映画でした。

観といて損はないと思いますので、オススメです♪

どうも、カズユキです。

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?僕はカレンダー通りだったので合間、合間に出勤があり大型連休って感じではなかったですがゆっくり休めました。お正月ばりにバクバク食ってたので、ブクブク太ってしまい、いよいよ本気でシェイプアップしないとなぁと思っております…。今、自分史上最高に体重が多いし、徐々に首が無くってきてる気がします…。

はい、そんな今日この頃ですが、先週の「クリード チャンプを継ぐ男」に続きまして、今週扱う作品を決めていきたいと思います。

今週の候補6作品はこちらです。

①心が叫びたがってるんだ
② I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE
③俺物語!!
④エベレスト
⑤ヴィジット
⑥グリーン・インフェルノ

こんな感じになっております。

「スターウォーズ フォースの覚醒」もレンタル開始になってますけど、大ファンの人が色々レビュー書いてるのであえてやらなくてもいいかな?とか思いつつも、来週くらいに候補に入れようかなとか思ったりしてます。「心が叫びたがってるんだ」も気になってて、お店に行ってもうレンタル開始になってるのかぁと、最近気付いたので入れてみました。

では、サイコロを振って決まったのはどの作品でしょうか?

2016年5月第1週目に扱う作品はこちらです!

2016年5月第1週・候補作品

「エベレスト」



■作品説明※映画.comより
 世界中の登山家をひきつける世界最高峰エベレストで1996年に起きた実話を、3Dで映画化したサバイバルドラマ。エベレスト登頂を目指して世界各地から 集まったベテラン登山家たち。それぞれの想いを抱えながら登頂アタックの日を迎えるが、道具の不備やメンバーの体調不良などトラブルが重なり、下山が大幅 に遅れてしまう。さらに天候も急激に悪化し、人間が生存していられない死の領域「デス・ゾーン」で離ればなれになってしまう。ブリザードと酸欠の恐怖が迫 る極限状態の中、登山家たちは生き残りを賭けて闘うが……。
 「ターミネーター:新起動 ジェニシス」のジェイソン・クラークをはじめ、ジェイク・ギレン ホール、ジョシュ・ブローリン、サム・ワーシントン、キーラ・ナイトレイら豪華実力派キャストが集結。「2ガンズ」「ハード・ラッシュ」のバルタザール・ コルマウクルがメガホンをとった。



予告などで映像が過ごそうだなぁと思って気になってた作品です。家では3Dでは観れないないけど、自分では到底行けない場所の話ですから、どんな感じなのか楽しみですね。

では、感想お楽しみに~♪



■作品説明 ※映画.comより
シルベスター・スタローンを一躍スターに押し上げた代名詞「ロッキー」シリーズの新たな物語。ロッキーのライバルであり盟友であったアポロ・クリードの息子アドニス・ジョンソンが主人公となり、スタローン演じるロッキーもセコンドとして登場する。

自分が生まれる前に死んでしまったため、父アポロ・クリードについて良く知らないまま育ったアドニスだったが、彼には父から受け継いだボクシングの才能があった。亡き父が伝説的な戦いを繰り広げたフィラデルフィアの地に降り立ったアドニスは、父と死闘を繰り広げた男、ロッキー・バルボアにトレーナーになってほしいと頼む。ボクシングから身を引いていたロッキーは、アドニスの中にアポロと同じ強さを見出し、トレーナー役を引き受ける。

アドニス役は「フルートベール駅で」の演技が高く評価されたマイケル・B・ジョーダン。同じく「フルートベール駅で」で注目された新鋭ライアン・クーグラーが監督・脚本。第88回アカデミー賞ではスタローンが助演男優賞にノミネート。スタローンにとっては、「ロッキー」以来のアカデミー賞ノミネートとなった。



もう5月に入ってしまいましたが、4月の最終週にサイコロで当たった「クリード チャンプを継ぐ男 」の感想をいってみたいと思います。

今さら説明不要でしょうが、本作はシルベスター・スターローン主演の「ロッキーシリーズ」の続編であり、新章の幕開け的な作品です。「ロッキー」は、仮に観たことなくても「あのボクシングのやつよね!」と、誰でも知ってるくらい知名度のある名作ですよね。僕も直撃世代ではないですが、それでも自宅にビデオはあったし、TVで何度か観た記憶はあります。

今回はロッキーが主人公ではなく、ロッキーの最大のライバルであり友人でもあった「アポロ・クリード」の息子アドニス・クリードが主人公です。父親のアポロは伝説的なチャンピオンだったのですが「ロッキー4/炎の友情」で試合中に帰らぬ人となっていて、アドニス・クリードはアポロの愛人の息子という、これまた複雑な境遇なんですね。

ざっくりお話しとしては、複雑な境遇で育ってきたアドニスが、会ったこともない偉大なるチャンプである父親の存在をどう受け入れて、そして乗り越え、自分の伝説の一歩を踏み出すのか!ってのを描いているのですが…、

これが、もう最高に熱いお話しになっております!!最後は号泣しながら観てましたし、ボクシングの試合さながら拳をギュッと握りしめるくらい興奮しました。

しかも、ただ熱いだけじゃないのがこの作品の凄いところ。今の社会の雰囲気に上手くあってるというか、閉塞感を感じて日々生きてるような人にガツンとくるものがあるのではないでしょうか?主人公のアドニスの抱えてる悩みと、今、この社会を生きてる世代の人の悩みって密接にリンクしてると思いました。

だから、単純に努力が自分を変えるとか以上に、今のこの社会でこうやって前に進むんだっていうのを示してくれるような内容だと感じたんですよね。

今までのロッキーをよく知らない人でも、問題なく楽しめて熱くなれると思います(最低限、上で書いたくらいは知ってた方が良いかも)。むしろ、内容自体も世代交代の作品だけど、往年の「ロッキーファン」ではなくて、これから躍動していく新しい世代にこそ観て欲しいなぁと思いました。

アドニスは実の母親はもう亡くなっていて、父親の本当の奥さんに引き取られて育てられてるのですが、そこでは何不自由なく暮らしてるんですよね。おまけに頭も良くて、そこそこ一流の会社にお勤めのようなんです。

だから、作中でも言われてますが、あえてボクシングの道を選ぶ必要もないわけなんですよ。

でも、アドニス自身はその恵まれた生活にどこか窮屈さを感じていて、本当にやりたいボクシングは自己流で影でやっています。周囲もアドニスが本格的にボクシングをやることに非協力的で、やりたくてもやれないっていうもどかしさを常に抱えている状態です。

このあたりの心境って今の人達も持ってるんじゃないかなと思いました。物が溢れて、便利になって、いろんなことがある程度、既に出来上がってしまっている社会。そこで「自分ってなんなんだ?」「自分って何か意味はあるのか?」って、自分が何かにチャレンジしたりするのが空しくなったり、不自由なく生きてるけど、なんか死んだような生活だったりするんじゃないかなと。

でも、心の中では自分にだって消せない情熱があってと。

途中、本作のヒロインであるビアンカというバンドをやってる女性と会話するシーンがあり、アドニスが彼女に「なんで歌っているの?」と質問するシーンがあります。彼女の返答は「歌っていると、生きてる実感が湧くの。」でしたが、何気ないけどすごく意味のシーンだと思いました。

あえて特別なことをしなくても生きていける世の中だけど、それでも俺たちだって何かにチャレンジしたり、意味を残したい!っていう、若い世代の小さな叫びのように感じたんですよね。アドニス自身も愛人の息子という境遇から、自分が何者か分からなかったり、自分を消したような生き方を今までしてきていました。だけど、ヒロインやロッキー達との出会いの中で成長して「自分」として人生に挑むっていう過程が、もう感動的過ぎました。

だから、若い世代に限らずなんだけど、閉塞感を感じて生きてる人こそ、観て感じて欲しいなと思います。自分の爪痕を残すような生き方は、この時代だって出来るんだ!ってことを。僕も、ちょっと感化されちゃいましたね。

あと、演出も憎すぎます。

あの有名な「ロッキーのテーマ」があるじゃないですか?ずーと、それが流れないんですよね。まぁ、「ロッキー」ではなくて「クリード」だから使わないのかな?って思ってたら、物語のラストで対戦する相手、それまたラスト12ラウンド目にここぞとばかりにドーン!と流れて、思わず「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」って感じです(笑)。これは、テンション上がる以外の選択肢ないでしょ?

このちょっと前のシーンで号泣してたんですが、ロッキーのテーマが流れた瞬間は涙腺決壊しました(笑)。で、ラストの幕切れも個人的には最高。これですよ、これって感じです(ここはさすがに観て下さい)。

お話としては文句なし。これ以上ないくらいの新章幕開けって感じです。もちろん、「ロッキー」のストーリーを強襲してるので、ものすごく斬新なことをやってるわけじゃないけど、何度も言いますが今の時代の空気感にすごくマッチした作りになってるし、ただ、続編作りましたーって感じじゃ全然ないから、まさに「新たな伝説が始まった」ですね。

本作を手掛けたライアン・クーグラー監督は、これが長編2本目ですからね。脅威の新人監督ですわ。人間ドラマ部分の演出もすごく良かったと思います。前作の「フルートベール駅で」もすごく観たくなってきました。


それ以外の部分もすごく良いです。

特に、試合シーンの撮影はめちゃくちゃ臨場感があります。控室からリング、そして試合開始から終了までをワンカット長回しで撮ってる時もあったり、とにかく長回しを多用してるのですが、実際の選手のようなリアルな緊張感が味わえます。まさに「リングの中にいるような感覚」で、これはめちゃくちゃ新鮮でしたね。

あと、本物のプロボクサーを出演させたりしてるので、ファイトシーンのショボさとか皆無です。それに何より主演のマイケル・B・ジョーダンが、一番ガタイ良いっていうくらいの鍛え方!ボクサーにしか見えませんが(笑)。マイケル・B・ジョーダンは「クロニクル」って作品で初めて観ましたけど、イケメンだしこれからも活躍しそうですよね。

そして、最後に触れておきたいのは、ロッキーといえばこの人、シルベスター・スターローン。

今回は、ほんとおじぃちゃんって感じの演技はなんですが、神がかってましたね。というか、もはや「スターローン=ロッキー」みたいな部分もあるので、実際の年月の重みもあいまってか、まさに彼の歴史が集約されてるというか、深みが凄いというか。それでもって、それらを次世代へバトンタッチという展開なんで…なんだろう、「今、もの凄く良いものを観てるぞ」って感覚がハンパなかったです。

スターローンはアカデミー賞の候補になるのも納得の存在感で、ここに来てまた好きになったきました。いや~、凄い。

はい、というわけで僕自身、ロッキーシリーズの大ファンではないですが、予想を遥かに超えて良かったです。今までのシリーズの精神を受け継ぎつつも、本作の主人公同様、次世代へ新しい一歩を踏み出した作品です。ここから始まる新たな伝説も凄く楽しみですし、同じ時代を力強く生きる勇気をもらえる非常に意味のある傑作だと思います。

GW中にぜひご鑑賞下さいませ!