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ご訪問ありがとうございます。
誰かに認められたい!
誰かに評価されたい!
といった承認欲求は、人間なら誰にでもあるものです。
心理学用語の中で、マズロー欲求の5段階説といった、人間の欲求を5段階の階層で理論体系にしたものがあります。
欲求の階層をピラミッドで表現し、人間は下層の欲求から順に満たしていくと言われます
生理的欲求とは、基本欲求である、性欲、食欲、睡眠欲、そして排泄など本能的なもの。
安全の欲求とは、経済的、健康維持、生活の為の家庭など、安全や安定を得ようとする欲求。
所属の欲求とは、学校や職場などでの社会的役割や人間関係など、どこかに所属しているという感覚。
ここまでは「外的欲求」の為ほとんどの人がある程度は満たされる欲求です。
しかし、その上の承認欲求からは心が関わる「内的欲求」になる為、満たされないと感情のコントロールが効かなくなり、心のバランスを崩すこともあります。
本能のまま生きている動物とは違って、人間は欲求で生きているので、生理的欲求を除いたこれらの欲求が満たされない時、不安や緊張、恐怖を感じることもあるのです。
中でも承認欲求は、自分という存在が集団の中で価値ある存在として認めてもらえているか…という欲求であるので、仕事でのモチベーションに大きく関わります。
特にパートさんは、子育て中の主婦の方がほとんどで、当たり前のように家庭では家事をこなし、子育てをし、旦那さんのお世話をします。
職場では、社員のように昇進もなければボーナスもなく、学生アルバイトのように将来本業となる未来があるわけでもない…。
なかなか周りから評価される機会がなければ、希望に満ち溢れた明るい未来が待っている!というわけでもないのです。
そんなパートさんの承認欲求を満たすような動機づけが少しでもあれば、モチベーションも上がり、もっともっと組織の中で力が発揮できて、大きな成果に繋がる存在になるのでは!と思うのです。
私の人生の半分以上はパート従業員として働いていますが、仕事に対しての意識も高く、真面目で一生懸命に働くパートさんを沢山みてきました。
ただそんな高い意識を持ったパートさんも、与えられた時間をこなし、時給という形でしか評価をもらえない…といった現状がほとんどです。
1年間勤めたら10円〜20円昇給…といった、能力も貢献度も関係ない平等なシステムよりも、頑張ってる人にはそれなりの評価がもらえるようなやり甲斐に繋がるシステムがあれば、自分の存在価値が形として反映されるわけですから、大きなモチベーションになります。
また、生活の為、子供の教育費の為、とお金が欲しくて働いているわけですから、報酬などの外発的動機づけが嬉しいのは勿論のこと、仕事を任せてもらえる、意見やアイデアを採用してもらえるといった内発的動機づけも、自分を価値ある存在として認めてもらえた!という大きな喜びになります。
過去の記事でも動機づけについて綴っていますが、この動機づけを活用しないのはとても勿体ないことだと思うのです。
組織の中では、経験の長い人や、発言力のある人の意見を取り入れることが多いと思いますが、経験が浅くても、普段からあまり自己アピールをしない人でも、仕事に対する情熱を心に秘めている人って結構いるものです。
特にパートさんは、コツコツと真面目に頑張っている人が多いです!
そんなパートさんの存在をもっと認めて、もっと評価して、もっと労ってあげて欲しいのです。
パートさんの承認欲求を上手に満たしてあげることができる組織ほど、大きな成果を生み出す力に成長できるのではと思います。
今日は勤労感謝の日ですね!
本来の意味は別にあるようですが…
「お疲れさま!」
「いつもありがとう!」
などの声掛けも、存在承認を満たす効果があります。
一緒に働く仲間同士、声を掛け合い労い合って、お互いの承認欲求を満たす関係性が築けるといいですね( ´ ▽ ` )ノ♪
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