屋根より高い所が好きな鯉の日常

屋根より高い所が好きな鯉の日常

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自分の事を理解できる人間なんか何処にもいないんだ。

他人の事もただの推測。それが当たるか外れるかってだけ。
ちょこっと餌を撒けば人は言葉を吐き出す。その言葉の真贋を裁いて拾い集めて推測してるだけ。

だが、真贋定かならない人間はどうすりゃ良い?自分がそうであるように、他人も嘘も真も無く生きてるって思ってる。つまり信用も信頼もしてない。疑ってすらいない。ただの無関心。故に相手からも関心を抱かれる事も無い。
……能面々(のうめんづら)か。

そんな環境に慣れすぎてしまったな。そしていつ見ても大して変わらない鏡の中の自分の顔。


大嫌いだ。いつ見ても気に入らない。欲しいくせに駄々こねるのを我慢して母親の買い物に付き合う餓鬼みたいな顔。

大嫌いだ。嘘だらけのこの表情。全部消えちまえば良いのに。


どうせ皮一枚剥げば皆顔を背けるような醜い顔なんだ。何を隠してる?