* 結婚 へ・・ ①
由香が以前から 思っていたこと。
それは、たしかに結婚するということは、人生での一大イベントとなのでしょうけれど、・・親戚の皆さま方に報告と、つつましやかながらも、その挙式とお礼の印でもある感謝の気持ちをこめてのお食事にご接待。
そして、由香が下調べをし、二人が休日となって出かけた都内の その駅の近く・・
そのホテルでの挙式とお食事を予約できないかと・・
年末の気忙しさは避けて 新年となれば、気持ちも新たとなる一月 のその日は、暦の
上での (大安)で なくても、その日の午後であれば、もろもろの準備をすることに
余裕ももてるのではないかと・・月の中頃でもある その日に 都合良く決めることが
できたのでした。
これまで二人が話していた、、あまり 大げさなことはしたくないとの思いは一致
してはいるのだが・・。
その日は一度、家へと帰り・・夕食が終わると、
「洋介さん方 皆様、明日は お見えになられる かしら、洋介さん、皆様のご都合
お聞きしてくださらない?」
お聞きすれば、出かける都合もあるというところ、美月お姉さまの旦那様もお越し
いただき、六人が揃って顔を合わすこととなった。
「うちの親戚は洋介さんのご両親、近県の叔父さまおばさま、従妹は美保さんはじめ御兄弟もお呼びして、十二・三人様よ。・・それに、あなたたちの会社関係の御方とか、、 お友達。 それにしても 質素な式になりそうよね。そのようなことでいいのでしたら・・」 と、 美月お姉さまにも了解いただいた 次第・・ そして・・
「きょうは、ジムの方のお仕事は、利用客様の顔でも少し見るだけで、よろしくてヨ。 又、ご都合の良い日にでも T シャツに変えていただいて、、それに、あすは
お仕事なんでしょう?・・ありがとう、来て いただいて・・」
「先ほど、下の出前お願いしましたから、お昼でも いただきながら 日頃の 話でも
お聞かせ くださいな」
家に帰り着いた由香は、母の顔を見るなり、
「お母さん 、〇〇ホテルで式を挙げること決めてきたの・・日にちは、新年となった一月の 〇〇日・・それと、お姉さんの時のアドレスファイルあったわよね。招待状も書かなくちゃいけないし・・」
「洋介さん、この次の休日。洋介さんに合せて私が有給入れさせていただくわ。その日に ドレスを見て衣装合わせもできないかと思って・・」