単身赴任スタイル生活も5年目

週末に帰ってくる旦那さんを出迎えたことは一度もない。

週明け早朝に出発していく旦那さんを見送ったことも一度もない。

心の中でお帰り、行ってらっしゃいも、たまに。
睡眠がわたしの機嫌を左右するので、そこを優先していつも寝ていた。

一度だけ、帰ってから起き出して話し合ったことがあった。引っ越しして半年もたたない頃、本気で日本に帰りたいと話しを聞いてもらって相談していた。

子どもが夜中足が痛いと泣いても、ひどい喧嘩をしたあとに泣きたくなっても、陣痛が来ても、そこには頼れる旦那さんの姿はなかった。

1年目は夜中でも困ったと電話した。
けど、当たり前だけど、聴いてくれるだけで、なんの安心にもならなかった。
いつだか、子どもと喧嘩して本気で困って帰ってきてと電話して。夜中に来てくれた幻覚を見た。でも朝、姿はなかった。 
仕事に行く朝のドアがガチャりと閉まる音に、また1週間置いていかれるのか…とベットで涙した。

2年目ともなると、陣痛きても、一人で向き合うと腹をくくった。

3年目、平日はわたしがお父さんになった。休みの日は子どもと遊んでくれたら、それだけが役割と。

4年目、もう、「あれ持ってきて」の「あれ」が通じなくなった。
洗濯物の匂いも田舎の洗濯物のどぎつい香り。
長男が学校行かなくなり、ハードなすったもんだの価値観崩壊的な学びさえも、ひとり乗り越えていく。

5年目、連絡事項があれば連絡する感じ。時折、投げかけても、長続きせず、元の連絡事項に。
旦那さんが居ると落ち着かない感じがする。