こんばんは、ぼんです
新作ニャンターのギーちゃんですか?
握手してもらえませんか?
ふ・ふ・ふ… よく間違われるんだよー
しかし、そっくりな猫もいるものですね
全然ちゃいます
\ (* ̄ω ̄) /
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保護奮闘記のつづき
一口だけのご飯作戦
意外と、この方法があってたみたいです
子猫の視線にキュンキュンしながら
何度もご飯を運びます
ゆっくりゆっくり…
私との距離を縮めてくる子猫
ご飯をそーっと置いて
帰ったふりをして見ていると
ふー、あった…
また、こんなにすくないの
って顔で食べている
いっぱいあげたいけど
ここで負けてはダメなのよね
何度目かご飯を運んでいると
子猫は先回りしながら
私の前を歩くようになりました
そして今度は
ご飯を置いている床下に潜り込み
私がくるのを
そこで待つようになりました
私は床下を覗くように
小さくしゃがみこみ
思い切って
ニャーンと子猫に声をかけて見ると
子猫はニャーンと返事をしてくれました
ああ、これが猫の挨拶なのね
と、感動
お茶碗を子猫の方に差し出すと
子猫は何のためらいもなく
私の方に近づいてきました
お皿のご飯をペロリと食べると
催促するように
ニャーン、ニャーンと
それはそれは大きな声で
鳴きました
私と子猫の距離が
急展開をしていく速さに
気持ちが
追いつかない程でした
私の手からも
ご飯を食べるようになりました
指先に一口だけ乗せて
子猫の口元に持って行くと
ペロペロと舐めて食べました
猫の舌の食感をはじめて知りました
何とも言えないザラザラ感
不思議な舌なのね
舐められると痛かったです
食べ終わると
素早い速さで
私の足元まで来ました
ゴロゴロごろごろと喉を鳴らしています
ブンブンブンブンと
ミツバチの羽の音にも聞こえました
そして私の足元に一段とより
体の匂いを嗅ぎだしたのです
その間も
ゴロゴロブンブン、ゴロゴロブンブンと
喉を鳴らしている
今から思えば
この時に撫でてあげれば良かったのでしょうね
何しろ
猫を間近で見るのも初めてなので
喉を鳴らす音がとても怖く聞こえました
何を訴えているのかがわからなくて
怖くて
今にも私に飛びかかるタイミングを
狙っているようにも感じました
私がちょっとでも動けば
飛びついてくるという恐怖がありました
アッ、猫とは目を合わせてはいけないんだ…
目をそらさなくっちゃ…
ゆっくり横に目をそらすと
姉の顔面蒼白な姿が有りました
そしてポツリと
これ、何となく危ない感じ…
なんだか自信喪失な2人です
その時です
裏のお宅から
窓の開ける音が聞こえました
その窓から
おばさんが顔を出し
大きな声で
ニャーン・ニャーンと
猫の泣き真似をはじめたのです
何度も何度も
それはそれは大きな声でした
おばちゃん、やめて……………
つづく