灰混じりの香り。
くらくらする香水。
してやったり、って笑顔。
上から見下ろす瞳。
顔の両側に銀が光るおっきい手。
ぴんっ、て髪を弾いてく指。
ミラーリングの指輪。
ばいばい、の声。
また笑顔。
朝も昼も夕方も
もうあなたを
意識下から離せない。
甘いものが大好きで
コーヒーも紅茶も嗜んで
意識を攫う香水を漂わせて
煙草の香りすら、もう当たり前で
あなたのキスはどんな味?
甘いのか苦いのかわかんない。
あなたの体温は高いの?
でも汗掻いてるとこ、見たことない。
あなたは、………どんな人?
特徴を上げても、何にも足りない
。
怖いくらい、欲に溺れる。
優しくして?
でも虐められたい。
あぁもう、いっそ壊してほしい。
あなたしかいらない、
あなただけのあたしになりたい。
理性が崩れる夜の空。
煙草の味を知っても足りな過ぎて、もどかしい。
———あなたが、欲しい。
ただ、そう思っただけ。