☆ロイター☆
ロシア・オリンピック委員会(ROC)は、今月26日に開幕するパリ五輪の
出場基準を満たせず参加できなかった245人のロシア選手に補償金を支払った。
ロシア通信(RIA)が11日に報じた。
ウクライナへの軍事侵攻を受け、ロシアとその同盟国であるベラルーシの
選手は国旗、国歌、国章を使用せず、個人の中立選手(AIN)としてのみ
五輪に参加できる。参加が認められるためには、軍事侵攻を支持せず、
軍と無関係であることを確認するための審査を受ける必要がある。
国際オリンピック委員会(IOC)のウェブサイトによると、10日時点で
五輪参加予定のロシア国籍選手はわずか16人。IOCによると、パリ五輪に
向けて36人にAINとしての参加を許可したが、その後20人が辞退したという。
東京大会の体操男子団体総合にROCとして出場し、金メダルを獲得した
アルトゥール・ダラロヤンはRIAに対し、50万ルーブル(約91万円)を
受け取ったと語った。