「第60回百想芸術大賞」に人気俳優が集結…恋人やイ・ソンギュンさんへのメッセージも(総合) | ☆Precious Days☆

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60周年を迎えた「百想(ペクサン)芸術大賞」で、大賞の栄誉は

キム・ソンス監督と「ムービング」が手にした。

7日、ソウル江南(カンナム)区COEX Dホールにて「第60回百想

芸術大賞」が開催された。シン・ドンヨプ、ペ・スジ、パク・ボゴムが

MCを務めた中、過去1年間、テレビ・映画・演劇の各分野で活躍した

大衆文化芸術界の関係者が集結した。

 

この日の大賞は、「ソウルの春」のキム・ソンス監督(映画部門)と、

Disney+オリジナルシリーズ「ムービング」(テレビ部門)が獲得した。

前年度の受賞者であるパク・チャヌク監督からトロフィーを受け取った

キム・ソンス監督は、全く予想していなかったような様子で「実感が

沸かない」とコメントした。彼は「昨年の公開当時、劇場が空いていて

すごく心配していた。幸いなことに、多くの観客が映画館に足を運んで

くれた。腹が立つ内容であるにもかかわらず、周りに勧めてくださった

おかげで、観客動員数1000万人を上回る大ヒットを記録した」とし、

感謝の気持ちを表した。

 

また、「最近、韓国映画の状況が良くなり、観客が映画館をたくさん

訪れている。パンデミック前のようになるにはまだ遠いが、観客が来て

くれて本当にありがたいし、嬉しく思っている。僕は映画を代表する

人間ではないが、あえて言わせていただくと、僕を含めて韓国映画を

作る人々がもっと一生懸命に、楽しく、丁寧に映画を作ろうと思う」

と抱負を語った。最後に「最近とても大変だが、映画関係者たちが力を

出し、頑張ってほしい」と映画界の先輩としてエールを送った。ファン・

ジョンミンも「すべての方々の勇気が必要だった作業だった。その勇気が

なかったけれど、監督は、『皆さんは大きな勇気を持っているから、

一生懸命にやっても大丈夫だ』と言って勇気をくれた。この映画を愛して

くださった観客の皆さんの大きな勇気のおかげで、このような素敵な賞を

もらえたのだと思う」と伝えた。

「破墓」で女性最優秀演技賞を受賞したキム・ゴウンは、「作品を考えると、

現場が楽しかったことが一番先に思い出される。実を言うと、昨年1年は

私にとってすごく大変だったが、仕事においては本当に幸せな現場に

出会って、仕事に行くのがヒーリングになって、楽しかった。いつも感謝の

気持ちで仕事をしているけれど、『破墓』を通じて、現場で演技をする

ことに改めて感謝の気持ちを感じた」と明かした。

 

テレビ部門大賞を受賞した「ムービング」は、スタッフとリュ・スンリョン、

コ・ユンジョン、イ・ジョンハがステージに上がって喜びを分かち合った。

この日、「ムービング」はイ・ジョンハが新人男優賞を、原作者のカン・

プルが脚本賞を受賞し、3冠を達成した。

「ムービング」を演出したパク・インジェ監督は、「20部のエピソードを

見ると、ボンソク(イ・ジョンハ)が宇宙へと飛びながら、クレジットが

出てくる。クレジットの中に1部から20部まで参加したすべての俳優、

スタッフの名前を入れた。そのクレジットの中のすべての方々に感謝を

伝えたい」と胸いっぱいの感想を述べた。

 

またイ・ジョンハは、共演者たちに感謝を伝えた後、最後に「この賞を

捧げたい人がいる」とし、「ある新婚夫婦がいるが、少し前に悲しい

事故で、旦那さんが妊娠した妻を置いたまま、この世を去った。兄さんが

明日誕生日なので、この賞を捧げることで、悲しい思いをしている姉さんに

力を出してほしい」という言葉を伝えた。「夜に咲く花」でテレビ部門の

最優秀演技賞を受賞したイ・ハニは「この作品は、実は私の女優人生の

転換点になる作品だった。子供を産んで半年でワイヤーを使い、屋根の

上を飛び回り、刀を振り回さなければならない状況だった。 しかし台本を

見て恋に落ち、止めることができなかった」と回想した。

そして「家庭を持って子供を産むと、夢を追うのが利己的に感じられた。

その時、私を励ましてくれた夫に感謝していると申し上げたい」と伝えた。

男性最優秀演技賞は「恋人」のナムグンミンが受賞した。彼は「必ず感謝

しなければならない方が1人いる。それは作家さんだ」とし「毎回僕が台本を

受け取る度に、現場が大変でも、気持ちよく感動をもらいながら台本を読んだ。

これからも最善を尽くして演技し、さらに良い作品でお会いする」と語った。

 

この日、入隊中の俳優イ・ドヒョンが受賞式に出席したことも話題になった。

彼は映画部門の男性新人演技賞を受賞し、「今朝出てきた。同僚が受賞の

感想を準備しろと言ったが、準備しなかったことを後悔している。私を選んで

くださったチャン・ジェヒョン監督に心から感謝している。チェ・ミンシク

先輩、ユ・ヘジン先輩、(キム)ゴウン姉さんも撮影現場でとても良くして

くれた」と話した。さらに「ジヨン、ありがとう」と恋人のイム・ジヨンに

対しても感謝を伝え、目を引いた。

また授賞者として出席したチョン・ウヒは、昨年亡くなったイ・ソンギュン

さんに言及。「候補作の2本で、イ・ソンギュン先輩の姿が見られる。

作品の中で見せてくれた先輩の演技は、私たちの胸の中に永遠に残るだろう」

と伝えた。

 

【「第59回百想芸術大賞」受賞者(作)リスト】

<映画部門>
◆大賞:キム・ソンス(「ソウルの春」)

◆男性最優秀演技賞:ファン・ジョンミン(「ソウルの春」)

◆女性最優秀演技賞:キム・ゴウン(「破墓」)

◆作品賞:「ソウルの春」

◆監督賞:チャン・ジェヒョン(「破墓」)

◆助演男優賞:キム・ジョンス(「密輸 1970」)

◆助演女優賞:イ・サンヒ(「ロ・ギワン」)

◆脚本賞(シナリオ賞):ユ・ジェソン(「スリープ」)

◆芸術賞:キム・ビョンイン(「破墓」)

◆男性新人演技賞:イ・ドヒョン(「破墓」)

◆女性新人演技賞:BIBI(「このろくでもない世界で」)

◆新人監督賞:イ・ジョンホン(「怪人」)

<テレビ部門>
◆最優秀賞:「ムービング」

◆男性最優秀演技賞:ナムグン・ミン(「恋人」)

 

◆女性最優秀演技賞:イ・ハニ(「夜に咲く花」)

◆ドラマ作品賞:「恋人」

◆演出賞:ハン・ドンウク(「最悪の悪」)

◆男性芸能賞:ナ・ヨンソク

◆女性芸能賞:ホン・ジンギョン

◆教養作品賞:日本人 オザワ

◆助演男優賞:アン・ジェホン(「マスクガール」)

◆助演女優賞:ヨム・ヘラン(「マスクガール」)

◆脚本賞:カン・プル(「ムービング」)

◆芸術賞:キム・ドンシク、イム・ワンホ(「クジラと私」)

◆男性新人演技賞:イ・ジョンハ(「ムービング」)

◆女性新人演技賞:ユナ(「誘拐の日」)

<演劇部門>
◆百想演劇賞:劇団美人

◆演技賞:カン・ヘジン(「息子へ/副題:ミオク・アリス・ヒョン」)

◆若い演劇賞:イ・チョルヒ(「古い伝統の新しい動き ー メン」)

 

◆PRIZM人気賞:キム・スヒョン、IVE ユジン

◆GUCCI IMPACT AWARD:「君と私」