☆スポニチアネックス☆
女優の黒柳徹子(90)が、30日放送のTBS系紀行クイズ番組「世界
ふしぎ発見!レギュラー最終回3時間スペシャル!」(後7・00)に
出演し、番組でトップ賞にこだわった理由を明かした。
黒柳は1986年4月19日放送の第1回放送からレギュラー解答者として
出演。特番も含めて1722回、驚異の皆勤賞だった。
全問正解のパーフェクトは何と245回。スタジオには、パーフェクトの
際にもらえるクリスタルヒトシ君が245個、ズラリと飾られた。通算
正解率は58・5%、トップ賞は853回で、ほぼ2回に1回は獲得していた
という。
あまりの正解率に、答えを教えてもらっていたのではとの都市伝説も
流れたが、黒柳は「そんなふうに言われていたんだけど、そんなはずは
ないんです」と否定。「有栖川のところに(都立中央)図書館があって、
ずーっと座って1日中、本を読んでいたこともありますし」。事前に
テーマだけは教えてもらえるというが、それだけをヒントにクイズと
真剣に向き合っていたという。
トップ賞を目指したのには、大きな理由があった。トップ賞を獲得すると、
そのテーマにちなんだ現地のおみやげなどをもらえるのがお決まりだった。
黒柳は「家のない、親がなくて困っている人たちに、いつも私、年に1回、
プレゼントみたいなのをしているんです。(その賞品を)買っていただいて」。
賞品をチャリティーバザーで売り、その収益金を恵まれない子供たちへの
贈り物の資金にしているという。「そのために今日は絶対にパーフェクトを
取るとか、そういうこともあったんです」とと打ち明けた。
スタジオには、売却していないトップ賞の賞品が数多く飾られた。その中
には自分のお気に入りの物にまじって、なぞのおじさんの人形が。「残して
おきたいものと、これ(人形)はちょっと売れそうもないっていう…」と
打ち明け、石井を笑わせていた。
番組への思いを聞かれると、「私の人生の半分くらいを力づけてくれた番組。
問題、いろいろおもしろいこと、遠いところまで。景色も見たことのない
景色も撮ってきてくれるでしょう?」と答えた。また「前はいろんなことが
分からなかったけど、この番組をやったことによって、少しは分かるように
なりました。勉強できるうれしさがありました」と感謝を口にした。