フィギュア17歳ワリエワに4年間の出場停止処分 ドーピング大騒動の北京五輪から2年で裁定 | ☆Precious Days☆

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フィギュアスケートの17歳カミラ・ワリエワ(ロシア)が29日、CAS

(スポーツ仲裁裁判所)に2021年12月25日から4年間の資格停止処分を

受けた。CASは公式サイトで「カミラ・ワリエワがアンチ・ドーピング

規則違反を犯したことが判明し、2021年12月25日から4年間の資格停止

処分が下された」と発表した。同日以降の競技結果は失格になるという。

北京五輪団体戦で3位だった日本は銀メダルに繰り上がる可能性がある。


CASは同発表内で「ワリエワの2021年12月25日以降の全ての競技結果は

失格となり、その結果生じた(タイトル、賞、メダル、利益、賞品、

出演費の没収を含む)全てのものを伴う」と説明した。


ワリエワは北京五輪で団体戦のショートプログラム(SP)に出場。高難度の

ジャンプを次々に決め、90.18点の高得点を叩き出した。圧巻の演技で

ROCの優勝に貢献したが、21年12月のロシア選手権で採取された検体から

禁止薬物トリメタジジンが検出され陽性となったことが発覚。大騒動に発展し、

国際オリンピック委員会(IOC)は、ワリエワの資格停止処分を解除した

ロシア反ドーピング機関(RUSADA)の決定を不服としてCASに提訴していた。


CASは当時のワリエワの年齢(15歳)が保護対象であること、出場が

認められなかった場合は甚大な損害を与えてしまうことなどを考慮した結果、

その後に行われる個人戦出場を認めた。海外からは批判の声も巻き起こり、

注目を浴びたワリエワはフリーで本来の演技とは程遠い滑りに。4位で

メダルを逃して涙した。


ここまで問題は長期化し、北京五輪団体戦で暫定2位の米国、同3位の

日本にもメダルがまだ届けられていない。選手たちからは怒りの声などが

上がっていた。カナダが同4位だった。CASは今回の発表で、各大会の

順位繰り上げは国際オリンピック委員会(IOC)など関係団体によって

決められると説明した。