今年度主将を務めております、AT 森拓夢です。



まず初めに、日頃より京都産業大学男子ラクロス部Vigorousを応援してくださっている、OBOGの皆様、保護者の皆様、並びにラクロス関係者の皆様、誠に有難うございます。皆様のご支援のおかげで、何不自由なく部活動が行えていることを心から感謝しております。




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   大学に入学した当初、まさかこんなにもラクロス漬けの大学生活になるなんて思ってもいませんでした。


コロナでやることがなかったためなんとなくで始めたラクロス。今ではすっかりラクロス中心の生活になっています。
そんな自分が4年間ラクロスをやってきて今思うことを書きたいと思います。




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   まずはこの4年間で自分自身めちゃくちゃ成長できたと思います。

ありがたいことに私は最後の年、主将と学生連盟委員長の両方をやらせていただきました。



その中で1番成長したなと思うのは、
「考える力」
です。



もともと自分は考えることが大嫌いでした。

誰かに言われるがままに動いていた方がラク。
感情のおもむくままに行動する方がラク。
今時ネットで検索したら大概のことは答えがわかる。


しかし先輩の背中がなくなり自分が組織のトップに。
目の前には答えのない問題がたくさんころがっている。
そんな環境のせいか、考えることから逃げられなくなりました。



毎日毎日、朝から晩まで考えて
でも寝て起きたらまた考えが変わって
自分の中で葛藤するうちに何度も問題と向き合うのを放棄しました。
毎日誰かに答えを聞きたくなりました。



そんな自分が1年間考えまくってわかったことは
「自分で正解をつくるしかない」
ということです。



答えはある日突然降ってこない。
そもそも答えのない問いの時点で答えを探してもどこにもない。


やったら自分で作るしかない。


そして自分の信じた正解を貫き通して、
それを正解にするしかない。

そしてそのためにはどうしたらよいのか。



答えを作り出すときのポイントは
「成功の再現性」
だと思います。



「成功の再現性」とはうまくいったときのツボを抑えれるかどうかということです。


物事がうまくいかなかったときはみんな
なぜダメだったのか、
次は何を修正すればいいのかを考えます。


ありがたいことに小さい時からの教育のおかげで勝手にPDCAが回るようになっています。
それももちろん大事です。

いわゆる仮説と立証の繰り返しです。
しかしそれでは正解を作るのにとてつもない時間がかかってしまいます。
4年間という短い時間の中で答えを作るのはなかなか容易ではありません。



そこで考えるべきなのが
「なぜうまくいったのか」
です。



たまたま今日はプレーの調子いいなとか
なんかわからんけどチームの雰囲気がいいなと思ったときに
なぜなのかを追求する。
そうすることで再現性が高くなります。
そしてそれが答えになります。
そうすると「たまたまうまくいった」
がなくなります。



京産は個人としても、組織としても波がある。
いい時はいい。ダメなときはダメ。
それがわかりやすく現れる。
チームとしてのポテンシャル、爆発力はめちゃめちゃある。
だからこそ「調子がいい時」の再現性を高めてほしい。


ここまでが「考える力」についての話でした。





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付随して後輩に伝えたいことがあります。



幹部陣はひたすらチームのことを考えてくれています。
わけわからんくらい考えて、話して、
本気で来年1部を目指すチーム作りをしてくれます。


だから文句を言うなとか、
理解してあげてほしいとかではない。


言いたいことは言った方がいい、
ぶつかり合えるチームじゃないと強くはなれないと思う。


ただ、YouTubeやTikTokのコメ欄みたいになるな。
何をやっても文句だの批判だのが飛び交って、
周りが言ってることに便乗して、
確かに心のどこかでは思っていたかもしれないけど、冗談かもしれないけど、
それを言うことによるチームへの影響は1回言葉にする前に考えてほしい。
何回お前らコメ欄かよって思ったことか笑笑





2つ目に、
「旗振り役」のむずかしさについて書かせてください。

「旗振り役」

ある物事を、その先頭に立って人々に働きかけながら推し進めること。また、その人。
いわゆる「リーダー」についてです。



結論からいうと
「旗振り役」の大事な仕事は
「決断すること」です。



決断するということは責任を負うということです。



そして
決断しない=現状維持
ではないです。


「決断しない」という決断は
確実に何かを失います。
総合的に判断して「今ではない」という決断も存在します。


ただ
「ちょっといまは忙しいから、あんまりわからないからあとでいいや」というのはただの決断の先延ばしです。
その先延ばしによって失われるものを考えた方がいい。


しかしどうしても、
これでいいのかな
こんなので本当に大丈夫なのかな
と考えてしまいます。
自分もそうでした。


でも全員に受け入れられることは不可能です。
どんな意識高い集団が集まっても
結局262の法則が適応されます。





だから
貫き通してください。
自分の考えに自信をもって
まっすぐに
そして大きな声で
旗を振ってください。
自ずと周りはついてきてくれます。
困ったら頼ってください。
思った以上に世の中優しい人ばかりです。




自分はこの「旗振り役」がとことん苦手でした。
そのせいで本当に多くの人に迷惑をかけました。


チームはあやの、執行部はふるおと
俺が旗振りを放棄した分のしわ寄せを一番受けたのは君たちだったと思う。
ほんとにごめん、そしてありがとう。


ほんとはもっと芯があって
すぱすぱ決断して
黙って俺について来い!
っていうリーダーになるつもりだったんだけどなあ笑
こんな頼りない奴についてきてくれてありがとう。
そして支えてくれてありがとう。






3つ目に、
この4年間いろいろな人と出会えました。

まずは元新人委員のみんな。
1番最初は君らです。

特に幹部陣はめちゃめちゃお世話になりました。
君たちといる時間が1番楽しかった。
もう1回新人委員長やりたいなあと心の底から思います。

絶対旅行計画しろよ!!




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先輩方

京産の先輩も、執行部の先輩もみんなめちゃめちゃよくしてくれました。

「こゆび〜、こゆび〜」って、多分大学で出会った先輩で自分のことを名前で読んでる人はいません。
いっぱいかわいがってくれたし、大好きな先輩たちばっかりです。
また西賀茂会しましょうね。
またエアビ飲み会しましょうね。
こんな生意気な後輩ですみません。




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後輩

ほんまにかわいくない後輩ばっかで、手がかかりました。


今年始まった時はあんなにへたっぴやったのに今ではすっかり先輩面できるようになっちゃって。
ほんとにうまくなったなあと思うで。


生意気やけど、やるときはしっかりできる。
パワーはめちゃめちゃある。


来年絶対昇格しろよ。




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コーチ陣
4年間ご指導ありがとうございました。
京産らしい脳筋な部分が大好きです!!




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4年間大学に通わせてくれて、そしてまたこんな金かかるスポーツやらせてくれてありがとう。

日々親の偉大さを感じてるよ。
料理作って洗濯するだけでどんだけ大変かってな。


長野から毎試合見にくる親ばかぶりにはさすがに頭が上がりません。

今までありがとう。




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ふるおと
君ら2人にはチームメイトよりたくさん会ってたかもしらんな。
2人ともびっくりするくらい優秀でほんと助かっております。

いつから仲良くなったかもわからんけど、最高すぎるパートナーです。

ほんとにほんとに胸張って誇れるよ2人のことは。
今までありがとうって話。
いつかまた俺の部下にしてあげるって話。




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そうた、たけし
そうたも言ってたけど、さすがに同期1人になってたらやめてたわ。
いまだにきみらのことはよくわからんけど一緒にラクロスできてよかった。

ありがとう。




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まひろ
はじめてまひろという人種に出会いました。
いい意味でまひろには気つかわないし、なんでも言えちゃうかな。
何も考えてないようで、ちゃんと俺ら選手のこと考えてくれてるとこがまひろって感じ。

今までありがとう。




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あやの
あやのにはすんごく負担かけました。
そのうち刺されるんちゃうんかってくらいご迷惑おかけしました。
あやのの支えがあったから1年間やってこれたし、
誰よりもチームのことを考えてくれて、行動してくれて、
ほんとにほんとにありがとう。




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振り返れば振り返るほど多くの人の支えてもらっていたことを実感しています。

そしてこんなにも多くの人との出会いをくれたラクロスに感謝です。
4年間本当にありがとうございました。






ああ終わっちゃうのか4年間







もう一回やりたいな大学生






ラクロスに出会えてほんとによかったです。
幸せいっぱいの4年間をありがとう。



京都産業大学男子ラクロス部

主将 4回生 森拓夢