桜の季節に | 菅井圭司のはみだし王子ブログ

桜の季節に

昨日一昨日と同級生のお通夜にいってきた。

東京駅より館山まで。日中は特急電車はないようなので高速バスを利用した。


その斎場につくと何やら海兵さんたちの集団が。

礼服が珍しいくらいみんな海兵さん(海上自衛隊)の制服ばかりだ!

200人くらいはいたかな

彼は海上自衛隊に勤めていたのだ。

2曹というくらいでちょうど中間管理職だったらしい。

高校、大学といた航空学園の同級生は15人くらいいた。


みんな久々の再開だ。

おお元気か!久しぶり!といいつつ、

みんなこんな形であうのもな‥的なムードがどこか流れてる。


遺影はほんとすがすがしく微笑んでいた。

本当にいい写真だ!

自分の時には何を使うのかとそんなことすら浮かんできた。


海軍さんたちの御焼香のあいだ僕たちはずっと斎場のすみで手を合わせていた。


お坊さんが御経を唱え帰ったあと斎場全体がまっくらになり、祭壇だけがスポットライトで灯された。


とすると森山直太郎の「桜」が流れてきた。


僕らは きっと待ってる 君とまた会える日々を
さくら並木の道の上で 手を振り 叫ぶよ


どんなに苦しいときも 君は笑っているから
挫(クジ)けそうになりかけても 頑張れる気がしたよ

霞みゆく景色の中に あの日の歌が聴こえる


さくら さくら 今、咲き誇る
刹那(セツナ)に散りゆく運命(サダメ)と知って



さらば友よ 旅立ちの刻(トキ)
変わらない その想いを今


号泣する友達もいた。


この歌は改めて詩を聞くと、彼との別れと旅立ちを歌っているようだった。

桜が満開になって散っていく季節。

桜の舞う花びらがとても切なく思えた。


おもてなしの食事の席でビールも飲んだがやはり声がでない。

近々同窓会でも開き、改めてということになった。

そして何かあったときのために連絡網を作ろうとおうことになった。


奥さんと話す機会があり、

彼はどこに行っても、永遠に航空の仲間だから!と航空の同士で勇気ずけた。


生きているって事は毎日意味があり、素晴らしい事なんだと感じた。

人生どうなるかなんて誰も分からない!


生きたくても生きられなかった彼を思うと‥

生きてる僕らは生きていることに感謝し精一杯生きなきゃいけないんだと感じた。