1日32便あるフェリーを1日でも長く続けること。 | かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

平成28年3月に19年勤めた小学校の先生を辞め、広島の大崎上島に家族で移住しました。
子どもは、8才と7才の男の子です。子ども達はずいぶん大きくなりました。

そんな我が家の子ども達の成長や、私の気づきを記録していきます。

題名は、先日、ホスピタリティの研修の時に、清風館の社長さんがおっしゃっていた言葉。
「1日32便をできるだけ長く続けること」


清風館は、バスやフェリーを運営している山陽のグループ会社です。


だから、島おこしもしておられるんですね。


自分がここに移住するにあたって、フェリーがほぼ30分に1回あることは、大きかったです。


そこに、こんな思いが込められていたなんて。


今、島の人口は、8000人弱。
毎年100人ずつくらい減っているそうで、10年後には、このまま減ると、7000人くらいになってしまいます。


そのときに、島に2つあるスーパーは、どうなるんだろう、ドラッグストアもホームセンターも営業を続けてくれるのだろうか。


そんな危機感をもって取り組んでおられました。


学校も、島に親しんだ子どもを育てるために、2年前から大崎上島学というのをスタートさせ、地域の伝統、産業について学んでいます。


人が減っていったらどういうことが起きるか。


今は、幼稚園が3つ、こども園が1つ、小学校が3つあり、中学校が1つ、高校が1つと高等専門学校が1つあります。


私たちが移住を決断できたのも、この環境があったから。


夫の仕事が決定し、移住できました。
仕事がないと、移住はできませんよね。


子育て世代にとっては、学校があること、病院があることが何より重要。


勉強は、私が小学校教師なので心配していませんでしたが、ここには学習塾があります。

キャリア教育に重点を置いている塾もあります。

ピアノ教室もいくつかあります。


この環境を続けていくためにも、島おこしは欠かせない。


人が減ると、今、できていることができなくなるという負のループが始まってしまうんですよね。


でも、たぶん、悲観的なことを言っていたら人は来ない。
だから、島は、島のよさに目を向けています。


何がこの島のウリなんだろう。
どうやったら楽しくここで暮らせるんだろう。
どうやったら人が来るんだろう。


そんなことを考えて動いている若者が何人もいます。
私が大好きな若者たち。


私自身も、仕事を辞めて島に来たので、ここで、どうやったら仕事を生み出せるだろう、と、日々考えています。


自分も楽しく、私に縁のできた人も楽しく、そして、お金もきちんといただけること。


お金儲けって、悪いことのようにとらえてしまう人もいらっしゃるのかもしれませんが、ちゃんと儲けることは、ちゃんと責任をとることなんだな、と、最近よく思います。


「1日32便を継続させること。」

日々、細々したことを楽しんで、それが結果的に32便を継続させることに貢献できていたらいいなぁ、と、思います。

大崎上島に興味を持ってくださった方(*^^*)
町の定住促進ページを貼っておきます。
よかったら、どうぞ⤵

http://www.town.osakikamijima.hiroshima.jp/docs/2014021800042/

私もいますよぉ(#^.^#)

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