子どもが要求しないのに、先回りして、
「何か欲しいものはないの?」
「これをしておいた方がいいよ。」
と言ってしまう方、多いと思います。
そこをぐっとガマンして、子どもが発してきたことを大切にするのがだいじなんじゃないでしょうか。
だからと言って、
「子どもに任せてます。」
と何もしないのは、違うと思うのです。
親がいいと思うものの情報は、与えた方がいいと思います。
与え方が重要で、
「あなたのためよ。」
ではなく、
「自分が面白そうだと思うし、一緒にやってみいひん。」
というのがいい気がします。
冬休みの宿題の日記に、
「兄が興味があったので参加しましたが、参加してみてとても面白かったので良かった。」
なんて書いてある子がいました。
したことから世界が広がっていくことはあると思います。
また、お子さんが
「やりたい。」
「ほしい。」
と要求できる子なら、もうひと声、
「なぜしたいのか。」
「なぜ欲しいのか。」
を考えられるようにするといいと思います。
してあげる方が楽です。
なんでも言うことを聞く方が楽です。
ですが、この一手間の連続が考えられる人を育てていくのだと思います。
「子育てって大変なんですねぇ。」
と保護者の皆様から言われますが、人を育てるって大変なものやと思います。
でも、とっても楽しいですよね。
親がこってり関与できるのは、長くて10年くらいだと思います。
幼い間にたくさんたくさん自我の芽、自発の芽を育ててやりたいな、と思います。
No.216