スポーツ少年団というのを皆さんは知っていますか?
実は、このスポーツ少年団に、スタータスの仲間の一部は「金沢サザンシャトルズ・スポーツ少年団」に所属しています(各スポーツ少年団は、市、県、日本というように少しずつ大きな単位でまとめられて組織化もされています)。
毎年何人かのバドミントン教室の子達は、このスポーツ少年団というのにも登録をするわけなんですが、毎年、その十分な説明ができていません。ですので、今年は、以下の内容を一枚の用紙に印刷して、ガイドブック
https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/data/syonendan/kouhou/R4guidebook-suposho-toha-shusei.pdf
と一緒に渡すことにしました。その内容というのは、以下のようなものです。
「金沢サザンシャトルズ」スポーツ少年団登録について
このたびは、スポーツ少年団登録いただきありがとうございます。
日本スポーツ少年団の組織については、別冊のガイドブックを参考に読んでみてください。
日本スポーツ少年団は、昭和39(1964)年の東京オリンピック競技大会に先立ち、「オリンピック青少年活動」の一環として昭和37(1962)年6月23日に、「スポーツによる青少年の健全育成」を目的に創設されました(P2-P3)。
実は、その創設には、金沢市出身の大島鎌吉さん(1932年ロサンゼルスオリンピック、陸上競技三段跳、銅メダリスト)が深く関係しています。大島さんはオリンピック出場を機に、オリンピック精神の尊さに感動しました。たまたまドイツとの交流が深かった大島さんが、ドイツでオリンピック精神を基に青少年育成をしている「ドイツのスポーツ少年団」を真似て、当時、第二次大戦後の復興と、高度経済成長期における国民、とりわけ青少年が健康をそこなうことを心配し、スポーツによる健全化を目的に(P7-P8)、政治家をはじめ多くの人と交渉したり、会議を重ね、苦労して創設しました。
スポーツ少年団は、全国組織で仲間は約57万人います。一方で、私たちの
バドミントン教室は、NPO法人かなざわ総合スポーツクラブ(ニックネームは「スタータス」)は、総合型地域スポーツクラブ(P30-P34)の1つです。バドミントン教室は、平成18(2006)年にNPO法人かなざわ総合スポーツクラブ(「スタータス」のニックネームは令和4年から)創設当初からの一番古い教室の1つです。
毎年12月には、石川県スポーツ少年団バドミントン交流大会が開かれます。そこでは、バドミントン(スポーツ)を通じてこどもたちの健全育成することだけでなく、石川県内のスポーツ少年団の団員たち(蕪城ジュニアさんもスポーツ少年団)と交流し、学校や近い地域の人たちだけでなく、多くの人たちと交流することで、こどもたちの学びは無限大に広がるはずです(P25-P27)。
皆さんも、スポーツ少年団や総合型地域スポーツクラブの活動を通じて、何かやってみたいことやおもしろそうなアイデアがあったら、どんどん提案してみてください。
大島鎌吉さんは、金沢市立ふるさと偉人館https://www.kanazawa-museum.jp/ijin/index.htmlでも紹介されています。
大島さんは、日本語はもちろん、英語、ドイツ語、ロシア語など、とりわけドイツ語は堪能でした。すごいですよね。
皆さんも、「スポーツ少年団」のたくさんの年間行事や、スタータスの行事・事業にも積極的に参加してください。また、機会があれば、石川県外の人や世界の人たちと交流し、どんどん色々なことに挑戦し、視野広く育ってもらいたいなと思っています。
令和4年8月
NPO法人かなざわ総合スポーツクラブ
金沢サザンシャトルズ監督
バドミントン教室コーチ
大島鎌吉スポーツ文化金沢研究会メンバー
竹井早葉子