※このブログはノルディック合宿2日目について書いています。


お疲れ様です。ノルディック1年の布施です。さて無事に北海道に上陸出来て、1日目も無事終了して、よし二日目も頑張ろう!と立ち上がったのですが起きると同時に足の付根らへんがピクピクしていました。


どうやら昨日北大の皆さんとやった筋トレのメニューがとっても効いていたらしく、立ち上がったら痛すぎて絶望しました。



二日目はやっとポールが届いたのでポール使った練習が出来ました。北大の皆さんはまだ1年の競技決定が終わっていないということで1年が僕と小林の二人だったので1年用の練習メニューをコーチの仲野さんが考えてくださいました。



が、しかし開始早々に小林がポールのチップを飛ばしてしまい、そのせいで僕と仲野コーチのマンツーマンの指導が始まりました。


エクササイズメニューで初めはダブルポールの練習から。仲野コーチにダブルポールで踵が浮くのは前への体重移動した単なる結果であってわざと上げるものではないと言うことを教わって、イメージも作ったのですがどうしてもイメージ通りの体重移動ができず理想のダブルポールはまだできませんでした。でも仲野コーチに撮影してもらった動画を見返すと前に出ようとしすぎて腰のあたりで上半身だけが折れ曲がって肝心の足裏の体重移動ができておらず、腹筋も上手く使えていないのがわかりました。


次は足だけのエクササイズ。これもいつも練習しているときにあまり足で前に加速する感じがしていなくてよく引っかかったりして悩んでるいたことだったのですが、いつもは斜め後ろに蹴っていると思っていたのが実はほぼ横に蹴ってそれに前へのスピードが加わって斜め後ろに蹴っているように見えていただけということがわかりました。なのでいつもは母指球に集中しながら斜め後ろに蹴っていましたが、足の内側の側面で横に押し出すイメージだと教わってやってみると本当にスムーズに進んで、足のリズムを掴みやすくなりました。


そしてこの足だけのエクササイズが小刻みな板への乗り換えからスピードに乗って行くものだったので、気持ちよかったのですが、マンツーマンなので全く気が抜けず足が終わりかけました。



最後のメニューはそれまでのものを合わせたもので、早く乗り換えるクイックからスピードにのって伸びるようなスーパーに変えていくものでした。足のリズムが以前よりもつかめるようになったのでスピードは乗りやすくなったのですが、次に前にポールも持って行く余裕がなくなってしまいました。


こんな感じで滑ってました。






それを悩みながら続けて練習していると、僕の滑りを見た北大の3年の方からもっと体制を起こしたほうが良いとアドバイスをいただきました。


横について続いて確認してくださったのですが、やはり体制を起こすことが難しいなと思っていした。


すると僕の滑りをみて、もっとポールを前につかないといけない。そしてなんでできていないかというと、ポールがハの字になっていてちゃんとまっすぐ板の前につけていないと教えてもらいました。

北大の皆さんの滑り



ポールをまっすぐ前にもってくるには少し脇を開いて肘を90度に保ったまま前に持ってくると良いよと教えてもらい、やってみると本当にまっすぐ前につくことができて、ポールで押したあとに体を起こして伸びるような動きが出来る余裕が出来ました。



さらに3年の入江さんにも下を見がちなので前をみてやると良いと言っていただきました。





*このような感じで午前練習は終了しました。*





午前練習がモエレ沼公園での練習で、午後は昨日ポールがなくてできなかったポールウォークを白旗山でやる予定で仲野コーチを来てくださるということで、午後練習まで時間があったので北大の皆さんと昼食を食べることになりました。


そこで、やっと北大の方とちゃんと会話をすることが出来ました。北大は大学内にローラーで回るようなコースがないのでほとんどモエレ沼公園で練習しているとのことでした。


校内で練習出来る九州大学の環境のありがたみを感じましたかが、あんなにも広くて路面の良い公園で練習出来る北大が羨ましいと思いました。



午後の練習をするために白旗山に向かいました。駐車場に着くと登山道の入口に熊出没注意と書いてありました。



北海道の熊といえばツキノワグマではなく、かの有名なヒグマの中で二番目の大きさを誇るエゾヒグマなので目をつけられると助かることはないでしょう。ツキノワグマは顔面を殴るなどして対抗することが可能ですが、ヒグマは執念深くそうはいかず攻撃されたら待つのは死のみです。皆さんも北海道に行く際は気もつけましょう。





すみません話がそれました。仲野コーチが来て早速その熊出没注意の看板がある入口に入っていきました。私たちはポールウォークでポールを使いながらコーチについて行ったのですが仲野コーチは全然速そうな歩き方をしていないのに私たちが置いて行かれそうになりました。やはり体の使い方を熟知している方はすごいです。初めはポールなしでポールウォークの足だけをやりました。このときも後ろの足を母指球のあたりからつま先へ体重移動して前に進むことを意識しながら練習しました。それをニュートラルポジションが崩れないようにするのが難しかったです。ポールを足していくと足への意識も薄くなってしまうので、ポールをもって歩くだけの練習ですができたかどうかの手応えを感じにくいので難しく感じました。



北大はクラシカルをやらないということでその後はポールウォークというよりはフリーのときの動きをメインに練習しました。


正直、クラシカルをせっかく持っていったのでもっとクラシカルの練習もしたかったです。次にクラシカルの練習をするときには後ろ足の体重移動も意識したいと思います。



さらにちょうど練習中にエアロ北海道というスキーチームの方がポールウォークをして目の前を通って行きました。仲野コーチに気づいて話しかけている様子で、改めて仲野コーチの凄さを感じ、実業団をこの練習中をするのかとポールウォークの重要性を知りました。




今日の練習でたくさんのことを学べたと思います。全部出来たかと言われるとそんなわけないですが、今まで自分が何が足りなかった、何が間違っていたかを気づくきっかけになったと思います。仲野コーチ、入江さんそしてアドバイスをくださった北大の皆さん、ありがとうございました。