お疲れ様です。

アルペン4年の佐藤です。

早いもので、これが最後のブログとなります。

 

本文では、3/4に行われました全関西学校対抗SLについて書いております。

当日はアルペンチームにとってシーズン最後のレース、そして引退する人にとっては現役最後のレースになりました。

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はじめに、リザルトを共有致します。

 

男子1部

20位 佐藤 59:90 1:09.19  合計2:09.09

21位 宮脇 1:10.39 1:02.19 合計2:13.01

23位 山口 1:21.60 56:00  合計2:17.60

25位 朱  1:09.28 1:16.01 合計2:25.29

26位 菅沼 1:11.95 1:14.44 合計2:26.39

2本目DQ  田之上

 

女子

2本目DF  青山

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レースについて。

当日は夜から降雪が続き、新雪バーンとなりました。掘れるかと予想されましたが、人数の少なさと気温の低さ、またレース直前の圧雪も相まって、比較的良いバーン状況でした。しかしながら、勾配変化の多いカンダハ—ゲレンデに影響された選手が多かったように感じます。スタートから6旗門目までは緩斜であったため攻めやすいものの、その後の斜面変化への対応が難しいコースでした。

 

本シーズンは暖冬の影響でポール練習は1回も出来ておらず、堀りへの対応能力の低さが露骨に表れたレースとなりました。スタート直後の緩斜面かつ低スピードではポールギリギリを攻められたものの、急斜面に突入すると堀りに沿ってポールから離れてしまったり、コンビネーション、特にストレートでは加速できずに通り過ぎるだけで精一杯になったりと、思い描いていたレース展開のようにはなりませんでした。そして、2本目のゴールから2旗門目、最後の最後に斜面変化に足を取られ転倒し、スイッチバックの結果、不甲斐ない結果に終わってしまいました。攻めたレースをしていた以上覚悟の上だったはずなのに、それでも死ぬほど悔しかったです。

 

本レースを通じ、最後にしてようやく、アルペンスキーは2本共に好タイムで揃えないと意味が無い事を理解しました。速く滑るにはミスするかしないかのギリギリを攻める必要があり、でも完走は必須、特に1本目のタイムは2本目のスタート順にも影響するので速さが求められる、それらのコントロールの難しさを実感しました。

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思い返せば、スポーツに携わり続けた十数年間は、ずっと惨めさとの戦いでした。

兄弟は皆県や全国を制覇し、中高で憧れていた先輩には1歩も近づけず、最後の機会となった大学スキーでも同期には遠く及ばず、周りに比べ劣っている自分を不甲斐なく感じていました。

現役の方々の中にも、同期や後輩と自身を比較して、上手くできない自分に悩まされている人もいらっしゃるのではないかと思います。

結実するかも分からない練習を、周りに置いていかれながら続けるのは苦しい事です。

だからこそ、その苦しさを上回る、競技スキーを続ける理由を持っていて欲しいと思います。競技が好きだから、誰かに勝ちたいから、その他どんなくだらない理由でも構いません。目的さえ見つかれば、折れそうな時に自分を奮い立たせる材料になります。私自身も、人には言えないようなしょうもない、けど大切な目的のためだけに、ここまで頑張り抜くことが出来ました。

部員皆がそれぞれの目的を持ち、お互いに感化されながら目標達成のために動くことができれば、きっと今よりも全力を尽くせるようになります。

皆さんの努力がいつか少しでも報われる日が来る事を、陰ながら祈っています。

 

 

最後になりましたが、アルペンチームの競技力向上に多大なるご尽力を賜りました井上さん、藤吉さん、コーチやサポーターの皆様、会場の職員の皆様、九州大学スキー部OBOGの皆様、先輩方、同期達、後輩達、3年間お世話になった全ての方々に、この場をお借りして御礼申し上げます。

 

今まで、ありがとうございました。

最後までスポーツに携われて、本当に幸せでした。

 

それでは、失礼します。