お疲れ様です。

アルペン3年の青山です。

2/15に秋田県鹿角市花輪スキー場にてインカレのGS競技が実施されました。

九大からは、菅沼(3年)、田之上(2年)、道端(2年)、青山(3年)が出場しました。

 


それではリザルトです。


 


菅沼36位、田之上2本目DF、道端1本目DF、青山1本目DFという結果になりました。

 

当日は、気温は高いものの雨がかなり降っていて初めての雨の雪上レースでした。今年は、雪不足のため傾斜が例年よりきつくなっていたみたいです。2本目の菅沼の直前では濃霧が迫り競技が一時中断されました。中止の判断がされる10分前に霧が薄くなり競技が再開され、最後の田之上まで滑ることができました。ワンピやグローブがびしょ濡れになり、かなり体温が奪われました。ウェアを絞れるくらい水を含み重かったです。


私は3年生にして初めてインカレに出場しました。アイスバーンで傾斜が相当あるという話を事前に聞いていたのと、前日の公式練習が雪不足のために実施されず、ぶっつけ本番だったため、怪我せずに完走して帰るということが恥ずかしながら目標でした。結果は一本目の緩斜ラストで転倒してしまい完走できませんでした。作戦としては最後の急斜面まで何とかずらして、ブレーキングをしつつ耐え、最後の緩斜で少しでもタイムを縮められるようにカービングで行こう!と思っていました。しかし、想像以上の斜度の恐怖と氷を削るあのガリガリという不気味な音にやられてしまい、S字あたりから半泣き状態でした。スキーし始めて2年半でどうしてこんな崖を滑らなきゃいけないの?と思いました。正直、10mの台から回転して水に飛び込む競技より断然怖いです。救急車がすぐに動けるようずっと下で待機しているのも怖すぎるし、何回か出動しているのもビビりを助長しました。そんな状態で、急斜面を何とか乗り越え、あとは緩斜面だ!と思いほっとしてしまったのと、急斜面でずらしまくったせいで足に相当きていて思うように力が入らず、遅れが巻き返せなくなり、ああ、まずい次のポールは入れない、と思い急激に曲がろうと踏ん張った矢先にこけました。動画を見返したら、本当に何にもない所でずっこけていて、恥ずかしいです。側から見たら何してんの?という感じですが一杯一杯でした。完走という点だけで見れば、GS1本滑ったことで最悪ブレーキングしてしまえば対処できると分かったので(本当はもちろんしたくない)、次のSLでの斜度による大きな不安要素を取り除くことができ、SLでは斜度の恐怖にとらわれることなく集中して滑ることができました。GSの前にそれを知りたかったので、公式練習大事です。



インカレに出るまで私は、本当にこれ以上怪我したくないし、10万円かけて出る意味ってあるのかな?、名寄でポール練習していた方がよくないか?という思いで挑んでしまっていました。インカレという大舞台に出たことで、小さいころからアルペン競技をし、海外遠征は当たり前で、JAPANのウェアを着れるくらいのトップレベルの選手たちを目の当たりにし、控室で話している内容、アップの仕方、失敗したときの悔しがり方や、成功したときの喜び方などをみて、この人たちは人生をかけて競技に打ち込んでいるんだろうなというのを感じ、心に刺さるものがありました。フリーの滑りだけ見ても全然違いました。板が自分の体の一部になっていました。一歩間違えたら大けがのレースをタイムを狙って果敢に滑っていく姿はかっこよかったです。大学だけという限られた競技人生の私たちがそういうトップレベルの選手のレースを間近で見ることで得られるものは確実にあります。

 

 

今年は深刻な雪不足で、積雪15㎝で開催されるかも怪しかったです。そんな中、雪を輸送?したりし、何としてでも開催できるようにして下さった学連様、学生役員の方々、自衛隊の方々、救急隊員の方々、朝5時の朝食にも対応してくださる八幡平高原ホテルの皆様、応援サポートをして下さるOBOGの方々、コーチの方々、ありがとうございます。


明日は最終日リレーです。


それでは失礼いたします。

 

ps

にしても雪がなさすぎます。