京都競馬場で行われた第16回アンタレスステークスは、
田辺裕信騎手騎乗の3番人気ゴルトブリッツ(牡4、吉田直弘厩舎)
が、道中は好位を追走、最後の直線で先頭に立つと、追い込んだ
ワンダーアキュートの追撃を振り切り1着となり、鞍上の
田辺裕信騎手ともどもうれしい重賞初勝利となった。
勝ちタイム1分48秒1(重)。2着に1番人気ワンダーアキュート、
3着は2番人気バーディバーディが入った。
スタート直後、長期休養明けのフィールドルージュが落馬競走中止
というアクシデントで始まったレースはウォータクティクスがハナへ。
道中好位を追走したゴルトブリッツは直線入り口で早めに先頭に
立ち重賞の常連ワンダーアキュートやバーディバーディを
寄せ付けなかった。
ゴルトブリッツは父スペシャルウィーク・母レディブロンド・
母の父Seeking the Goldという血統で、通算成績13戦5勝
(うち地方3戦2勝)。重賞は初勝利。
京都ダート1800は内枠有利のコースだが、外枠でも
強い勝ち方をしたゴルトブリッツ。鞍上の田辺騎手は
昨年あたりから松田博資厩舎の裏開催担当として成績を
伸ばしてきたが、重賞タイトルにも手が届いた。今後、
さらに各厩舎の信頼を勝ち取ってGIのチャンスもめぐってくるだろう。