震災の影響で中山競馬が中止となっているため、
阪神競馬場で行われた第43回ダービー卿チャレンジトロフィーは
柴田善臣騎手騎乗の8番人気ブリッツェン(牡5、二ノ宮敬宇厩舎)が
好スタートからハナを切り終始先頭でレースを進めると、
最後の直線に入っても脚は衰えず、内を突いて伸びた
2番人気ライブコンサートとの大接戦ををハナ差抑えて優勝した。
勝ちタイム1分33秒3(良)。2着にライブコンサート、3着は
6番人気キョウエイストームが入った。1番人気に支持された
キングストリートは終始外、外を回らされ伸びきれず13着。
ブリッツェンはほとんどのレースで芝のマイル戦を使われ、
前走の武庫川Sを制してオープン入り。初の重賞挑戦で
見事に勝利を飾った。
ブリッツェンは父スペシャルウィーク・母レディストロベリー・
母の父Caerleonという血統で、JRA通算成績24戦6勝。
大阪杯でレコードが出た馬場状態で勝ち時計が1分33秒台。
前と内の馬しか来ない、という典型的な前残りのレース展開になり
キングストリートはじめ外枠の馬はどうにもならない形。