日本相撲協会より、モンゴル出身の幕内力士・玉鷲(26歳、
片男波部屋)が初場所千秋楽の23日夜に泥酔し、東京都内の
飲食店のガラスにもたれた際にガラスが割れ、右腕に全治3週間の
けがを負ったと発表があった。
二所ノ関広報部長(元関脇・金剛)によると、トラブルが原因では
なく、店側とも示談が成立している。ただ、軽率な行動で2月の
花相撲を休むことになり、協会は師匠の片男波親方(元関脇・玉春日)
を通じて厳重注意した。放駒理事長(元大関・魁傑)は
「場所が終わった後の話なので、事情を聴く必要はない」と話した。
部屋持ち親方が集まる27日の師匠会では、初場所中の14日朝に
幕内の黒海と臥牙丸(ともにグルジア出身)が起こした飲食店
のガラスを割る騒動を受け、力士らの私生活の管理徹底が
通達された。また理事会では、桐山部屋の親方や徳瀬川など
所属力士らの朝日山部屋などへの転属が承認された。
これにより現在の相撲部屋の数は1つ減少して50となった。