日本相撲協会の武蔵川理事長は、初場所中に暴力問題を起こした
横綱・朝青龍と、被害にあった男性との間で示談が成立したことを
明らかにした。両国国技館を訪れた朝青龍の師匠、高砂親方か
ら報告を受けたもの。示談が成立したことで、今回の問題が
刑事事件に発展する可能性は低くなったが、朝青龍の処分は
相撲協会の役員が改選される２月１日以降に行われる理事会で
話し合われるとみられ、示談が成立したとはいえ解雇等の厳しい
処分が下される可能性は十分残っている。
朝青龍は、若藤親方（元幕内・皇司）の引退相撲のため国技館を
訪れ、横綱土俵入りと白鵬との取組を披露。報道陣からの質問には
一切答えず、終始厳しい表情で無言を貫いた。
横綱審議委員会には当初、朝青龍が暴行した相手は部屋の
関係者（マネージャー）だったと伝わっていたが、実際は朝青龍が
飲食していた店の関係者だったことが分かった。このため横審の
鶴田卓彦委員長は２９日、「事実であれば処分は必要」として、
横審の臨時会合を開く意向を表明。武蔵川理事長は、高砂親方に
事実関係を再調査するよう指示しており、それを受けての示談報告
なのだが、まさかこれもウソだったとかは・・・