楽天の野村監督は、ペナントレース終盤に起用をめぐって侮辱した
として出場選手登録を抹消していたリンデン外野手について、
「札幌ではベンチに入れる」と語り、21日からの日本ハムとの
CS第2ステージで戦列に復帰させる考えを明らかにした。
リンデンが19日にKスタ宮城の監督室を訪れて謝罪したもので、
リンデンは「事の大きさを痛感し、しっかり謝った。監督からは
言葉の壁、文化の違いはあるが、目標に向かって頑張ろうと
言葉を掛けられた」と話した。また、通訳によると話し合い後に
監督とリンデンは握手したという。
野村監督は、10日の日本ハム戦でリンデンを先発メンバーから
外し、敗戦が濃厚となった終盤にリンデンを代打で起用。これに対し
リンデンが試合後に監督を侮辱するような発言をしたため怒り、
翌日リンデンの出場選手登録を抹消。その後一度はリンデンが
謝罪したものの、「反省の色がない」としてCSでは使わない方針を
示していた。