旭川市で行われた夏巡業に参加している横綱・朝青龍は、
リハビリのため会場近くを流れる美瑛川に出向いたが、
予想外の急流で危うく押し流されそうになったという。
石狩川水系にまで及んでいる美瑛川の川幅は約20メートル、
当時の水温は17度。川の中に入った朝青龍だったが、
川の中央部に移動すると、激しさを増した急流に体が揺らぐ。
80センチだった水深は一気に1・5メートルへ。川底には大きな石が混在し、大きくバランスも崩したという。
この日の朝青龍は、旭川市の大雪アリーナで行われた夏巡業での
朝稽古を早々と切り上げ、屋外の芝生で仰向けになった。しかし
31度を超える炎天下に参ったのか、関係者に車を運転させて
市内を流れる美瑛川へと向かった。9日の札幌巡業の稽古中に
右肩痛を再発したため、肩のリハビリのつもりだったようだが・・・
一歩間違えば命を落としていたかもしれない朝青龍は
「7時のニュースには出たくないからね。今、違う問題が話題に
なっているのに」。ニュースに出るのはスポーツのときだけでいい。