北京五輪・男子マラソンはケニアのサムエル・ワンジル選手が
2時間6分32秒と、従来のオリンピック記録を3分近く上回る
記録で優勝した。ワンジル選手は、仙台育英高校に留学し、
実業団のトヨタ自動車九州に進んだ日本育ちのランナー。
レースは序盤からハイペースで展開。ワンジル選手ら8人が
先頭集団を形成し、20キロ地点を59分10秒で通過。
30キロ地点手前でワンジル選手・モロッコのガリブ選手・
エチオピアのメルガ選手の3人が先頭集団から抜け出した。
そして35キロ過ぎにワンジル選手がスパートをかけて
2人を振り切り、そのままゴール。2位はガリブ選手、
3位は競技場内でメルガ選手をかわした、同じエチオピアの
ケベデ選手。
日本勢はハイペースについていけず、尾方剛選手が
後半粘って順位を上げたものの2時間13分26秒の13位。
佐藤敦之にいたっては走りに全く精彩を欠き、
2時間41分08秒の76位に終わった。
実況でなんどか「ワンジルが出た!」というフレ-ズが出たが、
『椀汁が出た』みたいでうけたw