今回は2020年五輪招致レースについて語ろうと思います。
2020年の五輪開催地決定の瞬間がいよいよ明後日に迫りました。
開催地に選ばれるのはどこになるのでしょうか?
これまでの招致レースを鑑みて
自分なりに分析してみようと思います。

開催地に選ばれるのは果たして?
最初に各候補地の評価点・懸念点の大枠を整理してみます。
●イスタンブール(トルコ)
・評価点
イスラム圏初開催という大義名分
トルコ経済の急激な成長
国民からの高い支持
・懸念点
隣国シリアの内戦、難民の大量流入
新規インフラ建設の必要性が高い
慢性的な交通渋滞
●東京
・評価点
強固な財政基盤によるインフラ整備
コンパクトな大会運営・宿泊施設の充実
国からの強固な支援
・懸念点
開催理念のインパクトの弱さ
●マドリード(スペイン)
・評価点
非常にコンパクトな大会運営
健全な安全性
国民からの高い支持
・懸念点
公的資金の追加が厳しい
既存施設の一部は大幅な改修が必要
●最終プレゼンの重要性
ご覧のように各候補地には評価点がある一方で
懸念材料も同時に存在しています。
イスタンブールであれば、シリア内戦
東京は汚染水問題
マドリードは経済問題......
どの候補地も抱える懸念点というアキレス腱をどう克服するか。
ほぼ横一線の戦いと報じられる中、運命を左右するのは
投票前に行われる最終プレゼンである
というのが大方の見方です。
東京に目を向けると
最大の懸念事項である汚染水問題。
これについてはG20の日程を早く切り上げて
安倍首相が最終プレゼンで政府の対策をアナウンスするとのこと。
「原発事故への対策を明確に政府が世界へ発信できるか」
個人的には総理のプレゼンが東京招致のすべてを握っていると思います。
●投票に影響を及ぼす次期会長選挙
もう一つ投票と密接に関係していることがあります。
それは、2期12年の任期を務めたジャック・ロゲ会長の後任を選ぶ
次期会長選挙です。
三大陸、6人のIOC委員が争うこの選挙戦。
中でも本命視されているのが、ドイツの弁護士トーマス・バッハ氏という方。
過去8人の会長のうち7人、現委員103人のうちの44人を占める
欧州の絶対的な候補とされています。
この選挙戦を紐解いていくと、ある一つのパワーバランスが見えてきます。
バッハ氏の当選が既定路線だとすると
「2020年夏季五輪開催地も新会長も欧州」
という不文律が成り立つ可能性が
出てくるのです。
如何に影響力を持つ欧州とは言え、これは各大陸からの反発が予想されますよね。
それを回避する唯一の方法は、
マドリード・イスタンブール(欧州候補地)への投票をしない、ということです。
もっと楽観的な推測をすると
開催地選びの3日後に控える選挙戦を有利に進めたいバッハ氏が
東京の支持に回る、ということも考えられます。
あくまでも推測ですが
バッハ氏の思惑に追随する委員が東京を支持するのであれば
東京が開催地に選ばれる可能性は高くなるのではないかと思います。
複数の選挙戦で行われる様々な駆け引きとパワーバランス。
その結果は
まず、7日の開催地決定で一つの答えがでます。
それではまた!
感動演出家 町田ケン


