私は実家に高齢の母（80代）がいます。
実家は父も弟も他界しています。
幸い実家のご近所に母と仲良しで境遇の似た友人が4名。
週に一度の体操教室やグランドゴルフなどに出かけているそうです。
先週、母から「風邪を引いた」との連絡を受け、薬を届けに行きました。
（高齢なのでたまに体調が悪い時があります）
定期的に母の様子を見に行かないと心配。
面倒をみる子どもは私一人です。
母はやってほしい事を伝えてくれるので助かります。
「コロナワクチンの予約を取ってほしい」
「ガーデニング用の長靴がほしい」
「スポーツウェアがほしい」
などなど
認知症ではないので、成年後見人はまだ必要ありません。
親と子の立場が逆転したと感じた
「老いては子に従え」
この言葉、私は数年前から痛感しています。
長男の言う事の方が私の思っている事よりも何歩も先を読んでいるから。
これが母と私にも当てはまっています。
母が「面倒だ」と言って洋服を試着しないで購入しようとしたとき、
私は「着心地をしっかり確かめないと着られない服を買うことになるﾖ」と試着してもらいました。
その他、定期的に実家に帰ると処理に困った書類なども私が目を通しています。
年老いた親に対して、
「どうしてあんなことも出来なくなったのだろう」とは絶対に思わない。
母には、「なんでも年のせいにして良いんだよ」といつも言っています。
年老いた母のことは子どもだと思って接しています！
子育てをしていた時、私は「子どもは褒めた方が伸びる」と考えて、
子どもには結果ではなく、その過程を褒めていました。
年老いた親も同じ。
（親の場合は結果も褒めます）
洋服が似合っているだけで、
「お母さん、その色似合うね！若々しくて素敵！」
さすがにこれはいつも言っているので、もう聞き飽きたかもしれません(;^_^A
生きていることを幸せと感じてほしいだけ
親には、生きていることを幸せと感じてほしい。
ただそれだけです。
母はほぼ生前整理ができています。
（生前整理は生きることを前提とした整理です。
これからの人生、生前整理をして身軽になって、心晴れやかに過ごせるように。）
何の心配もなく、ただ、生きていることが幸せ！と感じてくれたら、
それを娘としては願うばかりです。
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