2ヶ月間の夏休みに入り 10歳の娘のリュックを整理していた時だった
前ポケットに見慣れないリップを発見
つい2日前に『Sephora (コスメショップ) 』で娘が欲しがっていたグロス
私は買ってあげてないし 娘には 「(子供に) 必要ない」と言ったやつ
一瞬 ”万引き”という言葉が頭に浮かんだが まずは本人に確認
:これどうしたん?
:貰ったの
:誰に貰ったん?アンタ Sephoraで盗んだんちゃうやろな ←気持ちを抑えられず直球を投げる
:盗んでない!誓う!かぁかとずっと一緒に居たでしょ!?本当に取ってない!
:じゃぁ なんで何も言わんかったん?
:だってダメって言われるから
:当たり前や!友達に物貰ったらあかんて いつも言うてるやろ💢誰に貰ったんや?
:Nちゃん・・・水曜日に学校のサマーキャンプで会うからその時に返す
”Nちゃん”とは これまで親の仕事の都合で他の国々を転々とし 4年生のタイミングでバンクーバーに定住して娘と同じクラスになった友達。現在は祖父母の家に住んでいるが 新居となる豪邸を建設中で いわゆるお嬢様でもある
Nちゃんの両親は 娘が欲しがるものは何でも買い与えるという方針を持っていて 彼女の部屋には流行の化粧品やグッズがずらりと並び 髪も黒い地毛を金髪にしたりピンクに染めたりと自由そのもの。定期的に母親とネイルサロンに行っては可愛くデザインされた爪の写真を送ってきたりもする
そしてそれに影響されたのがうちの娘
「あれ欲しい!Nちゃんは買ってもらった〜」
「Nちゃんの髪の毛の色可愛い!私もやりたーーい」
3ヶ国語を話すNちゃんは勉強が得意で絵の才能も抜群。クラスではリーダー的存在。将来はイエール大学に行くのだと大きな目標も持っている。娘にもそんなプラスな部分をたくさん吸収してほしいと思っているのに なぜか 影響されなくてもいいところばかり真似したがる
最初の娘の説明に納得できなかった私は 娘に私の目の前でNちゃんにメッセージを送らせることにした。娘の言葉を信じたい気持ちもあったけど ここで見過ごしてはいけないと思った
📱:先週Nちゃんがくれたリップなんだけど お母さんがダメだって言うから返すね
📱:わかった。でも 私リップなんかあげたっけ?
📱:水曜日に説明するよ
📱:OK バイバーイ
終了
👹:はい、嘘つきけってーい!!
:Nちゃん忘れてるだけだよ
👹:もうバレてるから...
:.....。
👹:怒らんから言うてみなさい💢
:Nちゃん 私が欲しいリップいっぱい持ってて... 羨ましくなって... Nちゃんが部屋に居ない時にポケットに入れちゃったぁああぁぁ 戻そうと思ったけどNちゃんが戻ってきちゃって 一回も使ってないけど どうやって返したら良いかわからなくなって うぇええええ〜ーん💦
疑いが確信に変わった時、怒りが一気に引いて涙が出た
ただただ悲しくて泣けた
「自分がされて嫌なことは人にもしない」「人に迷惑をかけない」いつも娘に言い聞かせていること。その中に自然と「人のものを取ってはいけない」も含まれる。わざわざ言わなくても10歳にもなればわかること
身体の力が抜けてビンタすら出来なかった.....。
私も頭ごなしに「Nちゃん家はNちゃん家、うちはうち」「16歳になるまで待ちなさい」「子供にはまだ早い」「必要ない」「絶対に買わない!!」なんて言う前にきちんと話し合うことが必要だったのかもしれない
②に続く![]()
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