バンクーバーで血液検査となると

総合病院や街中のクリニックではなく

『LifeLabs』

という検査機関で採血を行う

※がん患者はがんセンターで受けることも可能

 

うちの近所には

完全予約制とウォークイン

(予約なしで受付順)の2施設があり

医師からの指示がある度にどちらかを訪れている

 

10年前の不妊治療の際も通った場所

今回のがん治療では何度訪れたか

 

私はここの「常連」

 

まず受付で免許証と医師からの書類を提示※免許証と保険証が統合

名前が呼ばれたら指示されたブースや小部屋で採血 

右腕・左腕 自分の都合の良い方を選ぶ

 

 

カナダ国民であれば費用はMSP(州の保険制度)でカバーされるので、採血が終わればそのまま帰れる

 

検査結果は翌日か二日後までに

指示を出した医師とかかりつけ医に送られる

 

患者は『BC service Card』というアプリをダウンロードすれば

血液検査の結果を自分で確認することもできる

 

 

このアプリは診察記録や予防接種、検査結果など医療全般に関する記録を確認出来る

 

しかし、注射だけでいうと

がん治療だけで何本打ったんだろう驚き

 

血液検査 (静脈注射)

抗がん剤・点滴 (静脈注射)

Filgrastim (皮下注射)

麻酔 (静脈注射)

生検 (局所注射※ぶっとい針

センチネルリンパ節生検 (局所注射)

ぱっと思い出せるのはこのくらい

 

裕に50は超えてるなオエー

 

注射は苦手ではないけど

今までで一番痛かった注射は

 

抗がん剤8回目(最終回)

担当は若僧物申す

最終日を担当した野郎は

ニコニコと愛想は良いものの

ルールは破っていくタイプだった

 

がんセンターの医療従事者は

特別な指導を受けているらしく

医師も、そこで働くナース達も

対応の仕方はそれぞれだけど

皆んな優しいピンクハート

 

それまで担当した女性ナースの注射は

少しの痛みで耐えられた

皆プロだったキラキラ

 

まずこの若僧は、いい匂いがした

 

「ケモ病棟で香水とは何事だ!」と

嫌な予感はしていたが

悪い予感は的中する無気力ガーン

 

針を無理矢理押し込んできた

グイ グイ〜 グイーのぐいっ予防接種って

角度が悪かったのか何なのか

激痛が走るピリピリ

 

私:アーーーゥ!!

 

 

 

若僧:(ガン無視)

 

点滴中は仕事をしてるふりをして

携帯をいじりまくってニヤつく若僧

いつものナースだと「ビスケットと飲み物は?」と

聞いてくれるのに、もちろんナシ

 

もう一回、研修受けてほしい

 

他の患者が同じ思いをしていると思うと

いたたまれないハートブレイク

 

命に関わる薬を投与されている手前

何かされたら嫌だから

私もひとこと言えなかった昇天

 

あの痛みは一生忘れないからなーーえーん

 

無事に予定通り全部の抗がん剤治療が

受けられたことには感謝お願い