それぐらいこの震災は国民の脳裏に焼き付いたと思う。
震災直後には節電が叫ばれ、募金活動を行う団体も数多くあった。日本中が一致団結していた。
また、この震災では二次的に原発問題も焦点になり、原発撤廃に関する議論が数多くなされた。
いてもたってもいられなくなった人はボランティアに赴き、被災地の現状を知り愕然した、ということも耳にした。
大切な人を今まで以上に大切にし、自分にできることをやろうと奮闘した人も多いだろう。僕とてそれは同じ。
でも、震災に関する自分の行動を振り返ってみると、「それ、みんながやることだよね。」と言われるレベルにとどまってしまっていたように感じる。
街の募金箱に小銭を入れ、できるだけ暖房をつけずに過ごすとかいう最低限のことしかできてない自分を恥ずかしく思う。
環境が大きく変化したのに、それほど変われなかったのが僕の2011年。
「この1年でなにが変わった?」と聞かれたら、「ほぼ何も。」と答えざるを得ない。
もっと大きなアクションを起こしていきたい。これからの人生に本質的に関わる出来事を体験したい。それが2012年の目標。
とりあえず「安定」を否定的に捉えようと思う。