なんかよく分からんので、即興。ここに書く。書きつける。とりあえず自動筆記モードに切り替え。切り替えたぞー、諸君。儲君は我なり。こういうとこキモい。自分じゃない人がやってたらマジで引く。オタクやんてさ。いやオタクやんてなる。オタクでだけはありたくない。あのキモさは少し違う、のか? いやオタクのハイ具合は半端じゃない。あれは見習う必要がある。あれほどの熱狂。おれも誰かを推したい。推し活を始めたい。というわけで前にも考えて柏木由紀りんを推すことに決めたはずだったが、何もしていない。同じ誕生日かと思ったら別に違ったからだ。ほんで同じ誕生日だったアイドルをもう忘れてしまった。あ松井何某だ。でもその子は別に推す気にはならなかった。というわけで別の誰かを推すことにする。とはいえ推したい人が見当たらない。推したい人を見つけるのもまたアイドル探しというわけか。どんな子がいるかと、見つけてっておれの推しは決まった! 決まっている! 突如決まった。でもこれは推し活とは違うのだろうか。まあええわ、ということでこの話題については完結。向こう側がどうなってるか、知りたいのはそこ。それだけ。孤独な人間の向こう側。向こう側はどんなとこ? 向こう側は誰をも差別はしない。ただ渡り切ることができた者だけを迎え入れる世界。でっかい月。荒漠な大地。赤い大地。そんなに大きくない。浮いてるが。重力はあって、いやけっこうな星かもしれない。でもここは蠱惑とはまた違う。いや蟲が出てくるか? 出てくるのか? 塚本はどこへ飛ばされた? どこへ渡った? また蠱惑とは違うところなのかな。こんなでかい月なかったもんな蠱惑。大地も赤くなかったし。ここを行くってことなのかな。飛ばされてここに流れついた。とにかく広大な荒地。何もない。誰もいない。風は吹くが、命がどこにもない。そこに行き着く。本を書けばいいが、書く気が起こらない。自分が繋がりのために書いていたとそこで分かる。好きで本を書いているのは確かにそうだが、それ以前に私はつながりのために本を記している。そこに誰もいない。誰もいないなら書く気が起こらない。誰か読む人がいるかもしれない。と思ったからまた書く。最後に書く。ここは外れだ。と? 違う。ここを楽園に? 何もない。誰もいないが、水が湧いている。美しい飲み水。ほどなくして餓死。餓死はまあ気持ちがいいかもしれないな。苦しいのかな。やっぱり苦しいのかな。でもなんか楽かもしれない、ある意味で。スーッと。少しずつ弱まる感じが。いやまだそこまでは考えられていない。とてもじゃないがそこまでは。こういう風に過ごしていって、途中で宇宙と繋がる。

塚本はそういう感じかな? 武運を祈る。向こう側はランダムだ。ただ君に必要なものが待っている。と森泉氏。ここではかなり魅力的なイイ奴になってるわ。書く。とにかく書く。書く。書く。誰かに伝わるかもしれないから、書く。それだけのことである。妻に愛を伝える。好きだ、好きだ、好きだと書く。いなくなって気付くとは空しいが、届けば良いと記す。こういう感じだろうか。なるほどここにうん、まあ続ける。いやいいかも。物語としていい感じかも。なんかカタルシスのある結末だし。最後は光に包まれて終わる。死を受け入れる。気温は良い。水があるが、生物はいない。飲む、お腹を下すが死ななかった。飲めるように体がすぐに対応した。そういう話。いいねえ、これ一個ありの形。

他ある? エニーボランティアズ? イエス、ミー。どうぞ。では私が語る結末はこれです。ドドン。恐竜がいる世界にズドン! 濃度の違う世界に飛び込まされて、劇的に彼も進化。強靭な巨人になって……。いきなりすぎる! さすがに。他は? 魔王退治を他の住人とするってやつは? スケールが大きくなり過ぎそう、だし、なんか既視感。そうじゃないよね、とりあえず今さっきの物語はいいね。見たことないわ。これはさ、アメーバにアップするか? それはサービスが過ぎるんじゃね? でもアップしてあげようよ。一応、これがヒントになるんだからさ。これを読んで爆発する人がいるんだからさ。爆発っていうか覚醒か。覚醒する人がいるんだから、残しておいてあげよう。後世のために。最後に主人公は、塚本は何を書く? これを読む人に何を語る? これを読む人に何を語るのか。自分がいたということか。いや懺悔か。辞世の句か。辞世の句。

なんだろうな。一掬の水。一人で生きてはいけないってことを暗示する辞世の句。どんなんがあるだろう。なんだろう。いや小説家だからな、最後に何かを書くだろう。最後の最後に何を書くか。それが強烈なメッセージにならないと。なんだろうか、どんなんだろうか。ええっとね、んーっとね。後で考えよう。たぶん出てくる。例えば俺が今そうなったら。月。荒漠とした空間に一人だけ。一周できる星。何を書くか。これがワンピースの正体。おれが今から書くことがワンピースの正体。「笑え」という紙を一枚。それがワンピース。いや違うか。おれは何だろう。喜びがあるなら、笑う。笑えば良い。笑うことは喜びだ。死にたいが死ねない。なぜだ。こんなに絶望しきっているのに。と過去を思い出す。楽しかった過去を思い出す。書く。力が入らない。ただどうしても書きたい。誰かにこれが届けばと思う。

笑え。

こすむとへりとか