もしかしたらってことで次の分もシャープを書いておいた。やはりというか、言うてでもコウセイがキレるのは意外で面白いかも。なんかそっちにするか、なんだかんだおれっぽいか。なんか世界観とテーマと人間が不思議な感じがして。不思議な組み合わせな感じがして。この空気感でそっちいくん? みたいな。まあそういうところなんだが、どうだろ。おれだけが面白い感じ……、それは外に対してはどうなんだろうな、面白いのかな。でもたぶんこっちのほうが遊び心はあるかと、でもあの戦後間もない頃の芸術運動みたいなイタさはちょっと嫌だ松本人志登場前の芸能界の笑いみたいな、アイドルたちが水泳大会でワーキャーいいながら笑えもしない冗談をさも言ってやってる、しかもおれ面白えだろ感を出しているあの時代の、あの感じ、下品な感じ。あの感じはちょっと嫌だ。そうはならないようにっていうか、そうはならないだろ。ただ作品を前に押し出すのだ。ただコウセイという人間がそうであるか、そうでないかという話。コウセイはもしかして我慢の限界に来てるのかも。そうかもしれない。おれは我慢の限界にきてるのかもしれない。つまらん連中、つまらん生活。これに我慢の限界がきてるのかもしれない。ただどうやって楽しめばいいかと考えているが、やはりこれはなかなか見つからん。植物は良いと思うよ。音楽もまあ絵画も楽しい。建築は楽しくない。別に設計は絵を描く感じで、建物を考える分には、いや面白いか。製図はしたくないが家を考えるのは楽しい。家というか建物か。それはまあいいだろう、悪くない。で、どうしたの? 大丈夫? 大丈夫なのかい? ズコッ。

これをジングルとしよう、今日の。神ね、おったな。すげえ名前だよな。絶対神の使いじゃん。で今なにをやってんだ? 気になるが。しかも寺か。なんなんや彼は。それでいてそこまで才能があるという感じでもなく。おれさ、附属ではもう圧倒的に知的にかつユーモア的にも能力的にもなんか別格だったと思うんだけど、マジフツーに。そりゃそうだよな、いやだって格が違ったのは間違いないので……。で、どうしたの? 大丈夫? 大丈夫なのかい? ズコッ。

いやまあ魔法陣グルグルという漫画は好きだった。あの世界に入りたいと思った。そうだ、ずっとさエヴァの世界に入りたいって願った。ほんまにずっと願った。あの授業始まる前の黙想だっけ? あれでマジずっと一つだけ願い続けた。あの願いはどうなってんの? あれはもう終わったの? こないだの卒業式で終わったのね? そういうことね? その間どういうことやったん、あれ、よーわからん。アスカに恋してたってこと? なんやろ。ってかなんでエヴァの世界に行きたいとか思ったんだっけ。エヴァが好きっていうか、もうあの世界の一部になりたいと願ったよな、おれは。それでっていう。エヴァは好きだった。ホンマに好きになった。中毒性があった。中毒的だった。いや物語っていうか。絵だったな、一つは。絵が本当に好きだった。色遣いとかも。うん、色遣いが凄かった。あれは庵野の感覚か。なるほど。そこは持ってるわけね。持ってんのか? 質の悪いグルグル。次なるフィードバック。妙なるシーソーゲーム。濃くなるシーラカンス。シーダパンプ。ずるい。ずる賢い。狡猾なエロ。エヴァンゲリオン。そういうことだったんではないだろうか。いやエロかったっけ? いや別に。そういうエロさじゃなくて……。聖書のこととか全然後だもん。都市伝説のこととかもずっと後だもん。ただひたすら作品にドハマりしたよな。ほんで勝手に祝福受けたよな。それで納得はしてたよな。でも続きが映画あるらしいとは思ってたオレ。あそこでおしまいとなってたら確かにエッてなってたかもしれない。一般ピープルみたく。おれはあんとき、そこまで感動もしてなかったんじゃないだろうか。親父の部屋のビデオを首をこう上げて食い入るように見てた。そうだよな。なんだっけ。エヴァか。エヴァは本当に好きだったという話。あれは物語自体がマジ普通に面白かった、のか? あの独白、モノローグを当時のおれはどう受け止めていた。ん? なんだこれ? くらいか。へ? ん? くらいか。お、おう、くらいか。いやどうだった? いけてたような……。これぞ苦悩! とかはなかったな。ほんとね、元来ね、まったく悩まん奴やからおれは。そうかエヴァの世界とはつまり悩むということ、じゃないわさすがに。そんなちっぽけなものではないが、おれはエヴァから悩むということを教わった。なんかごちゃごちゃと考えるって面白え! ってなってるのか? そういう風でもない。これはおれ好きなのか? まあ好きだろう。でも何がどう、なぜ好きなのかよく分からん。確かにエヴァを好き過ぎた自分を思い出して興奮した。しかしなぜ興奮する? 興奮するようなことか? 新しい自分が開けるかもしれないってことで興奮してるのか? 一気に皮が剥けるかもとか? いやない。純粋に、なんか知的好奇心。ああ、こいつこんな奴なのねっていう。それが作品になって売れたらな。売れないんかなあ。世界はさもっとスピリチュアルなのかも思ってたけど、違うってこともあるのかもしれない。違ったら退屈っていうか、嘘やん感すごいんだけど。いやだっておれくらいスピリチュアルに生きてるんだからさ、そこは祝福をくれんと。

こすむとへりとか