もうすぐ百回ですか。あっという間に百回ですな。千回もあっという間にくるんだろう。続けるだけですから。一歩一歩やってローマを築くのです。そのように本とは作るものである。この辛抱をするだけ、一つ一つじっくりゆっくりやっていくのです。それでいいでしょう。今は頭を休める時間。のんびりと。今日は袷と単衣と綿入れの違いを知った。他にもなんだ、いくつか知ったけどな、あれは吶喊の中のやつだよな、あの語彙は。ちょ待って、他にも何かあったでしょ、新しい言葉。なんだっけ、何があったっけ。思い出したいところだが、筵はあったね、あった。ああ曲尺だ。カネジャク! 鯨尺だのなんだのってのを知った。知らないことだらけだ、世の中。良かった、記憶にアクセスすることができて。

集中力を切らさないために、その訓練としてこれをやっている節もあるが、瞑想も取り入れるべきだろうか、そもそもこれを二十分で区切るせいで、二十分で集中が切れるようになってしまっているのか? ゆえにこれはさすがに一日、まあ決めつける必要もないが、一つくらいがいいのかもしれない。これは即興であり、排泄である。昨日はなんかしらんが下痢になって、夜猛烈に腹が痛くなって、あの炙り焼イワシを食い過ぎたとでもいうのだろうか、腹が痛くなって下痢、下痢、また下……とまではいかんかったが、二度は下痢った。おかげでずいぶん体重は減って、おそらくまた修正することができた。ベトナム前の身体に戻った感じがある。暴食したからなーベトナム、というか旅行中には。おれはとにかく腹いっぱい食いたいというところがあるからな。そういうメリハリをつけられるといいんだが、さらにカライ~カをついに卒業という。これで肝臓への負担も減り、肛門への負担も減り、いや根治するんじゃないですかね、痔は。元凶はカライ~カだったからさ、ほぼ、いや間違いなく。

時代時代に逆らわず、意気軒高と揚々に。さすらうさすらう、スナフキン。我こそはスナフキンなり。風の吹く方へ赴くのだ。わずかながら金はある。必要最低限が持てる最大限だ。これ以上は重くていけない。自由がきかない。贅沢はできないが、生きていける。無理なく生きていける。旅をすることもできる。そんな風な現代人。砂上の楼閣。曖昧にミーハー。落選の憂き目に遭ってからが始まり。乙武はまた落選したらしい。そういうことね。自給自足できなきゃ、有権者の皆さん。マジで自給自足できなきゃ厳しい。それができれば飽くことなく生きていける、たぶん。いや必ず。ああそんな風に空が青く、赤みがかっても不吉でなく、さめざめと涙を零して感謝してしまうような朝。そんな朝を迎えることができるだろうか。小説でならそれができる。なんだ簡単じゃないかと思うが、そういう心持ちに読み手を持っていくことがどれだけ、いや難しくはない。おれがやりたいのは絵画的な小説ってことなんだけどな、なんか物語論がガチガチじゃない? 出版社。いやたぶん文学についてよく分かってないんだと思う。自分を出すってそういう生易しいというかエンタメとかじゃなくてさ、現代の小説っていうのはこういう形だからって枠組が阿保みたいにできあがってんちゃうやろか。だからそれにそぐわないものは落とされるっていう。ああ、なんて嘆くべき事態。別にいいんだけども。それでも引っ掛かるようにスキルを上げるわけで。スキルがどうも足らんらしいと鏡リュウジの占いで出てたもんな。こういう文言を入れると占い関連の奴からイイネがつくぞ、ワクワク。

ぼんやりして頭が制止する感じ。眠くはないが、怠いと思う、ような、瞼が重い、ような。朝から疲れているのは今日が月曜だからか、あるいは楽しくないからか? そんなことはない。何があっても眠い。それは身体が……うまくこの世に対応……そんなことは……いつまでも言ってられない。そろそろ慣れてくれ。この世に。とかなんとか言って。猛烈な時代はもう終了。伸びやかに生きようぜ。悲壮感は悲痛な叫びしか生まないから。これは誰に向けて書いてる? 誰にも届けてない。読む人が読めばとは思うが、誰もまた読みたいなんて思わんだろう。ここにはジョークも遊び心もない。ただ気だるさがあるだけである。こんな気だるい状態で良い文など書けるようはずがない。疲れさせてはいけないということだ。朝から疲れるなよ。昨日はよく寝たんだけどな。でも眠い。めっちゃくちゃ眠い。あれさ、もうさ、限界が近いんじゃね? おれの? そういうこと? 限界って何のことや? まるで世界とおれの状態が一致してるとしたら、そろそろ限界じゃないかってこと。限界ってことは解放ってこと。解放されたいんだねえと思う。解き放って楽に才能人になりたい。そういうわけである。才能人になるために苦労しなければならないというのは人間は、最悪だわ。苦労しなきゃ結果を残せないって最悪じゃない? もっと楽に結果を残せないものだろうか。ひょうひょうと結果を残せないものだろうか。残せるはずである。ただしく楽にやるって感じだろうか。ひたすら楽に。楽に結果を残したい。無理せず。ああだこうだ言っているが、結局は理解があり、努力があり、能力があり、実績があり、っていう流れで、さくって結果が欲しい。さっさと結果に結び付けたい。結び付くと早いと思うんだけどな。もう有り余ってまして。

こすむとへりとか