推敲は声に出せと言ってたな。そういうことがあるのかもしれない。体の中に一度言葉を通すというか、体を一旦震わせるというか、そういう手法があるのかもしれない、なにがどう影響を及ぼし合って、結果どう作用するかは分からないが、そういう何が良くて何が悪いのかおそらく科学的に解明されてないことだらけなんだろうが、音読の推敲をやってみるべきだろう。試してみるしかない。様々な方法を試してみるしかない。箱書をして執筆に臨んでいる結果、なかなかどうしていい具合に物語が進行していると思われる。これはしかし箱書をしっかり深く作ったからだろう。一旦これで最後までいきそうだ。今日にも最後までいきそうだ。問題はこれで三〇枚に到達しそうにないことかもしれない。とはいえこれを伸ばしたりするのはわけないと思う。どこを膨らませた方がいいのか、それはあとでチャットGPTと対話でもしながら煮詰めていこう。あんま頼りにならんけど、まあ頼りにせんよりはマシだろう。どうせまた九〇点とか九五点とか八五点とか言うんだろう。ほんで点数はうんたらかんたらと当たり前の御託を並べ……がっかりするような御託を並べ……すでに知ってることを真理のように言われるのが億劫で……特にチャットGPTみたいな二番煎じの阿呆に説教めいたことを、まるで人間様を啓発するかのような言い草で。アホか。はっきり言ってそういうことは求めてない。何を偉そうに。LLMがどうしてそんな偉そうにものを言ってくるのか。つまり言葉にそれだけ力があるということである。LLMみたいなやつに対してすらおれは何か影響を受けているのだから。とはいえ、あそこで桃子と薫子を引きかえしたのは良かった。あれより先に行ったところで、キモかっただけである。キモさに気づくのが遅れただけである。三〇枚をまずはこつこつ、いろんな文体、いろんな手法で、それが良いだろう。他にどうということもない。ただそれだけを続けよう。そのように思います。それで見えてくるもんが大量にあるだろう。今、ハイ、我、全力なり。俺で無理なことなんてたぶん無い。こと芸術、創作、表現に関して。ひと月後にプレリュードが仕上がってるといいが、どうだろう。うまく仕上がらないなんてことがあるかな。けっこうやることがいっぱいだ。でもピアノはできてよかった。急に一日九時間労働だ。休憩は含まれず。これはけっこうな働きだ。まあそういうもんだろうが。別にワーカホリックではない。ただただひたすら好きなことをやってるだけだ。なるほど疲弊するあまり嫁の相手をする気力もないが。会話さえ疲れるからとてもしてやれないが、それは向こうのつまらなさにも原因はある。これまでの度重なるつまらなさに辟易しているため、このようなスタンスになってしまっているのである。結局退屈だわ、みたいな。そしてテンションがあがるとキモくなるという。それはお互い様だが。そのようなわけで、中途採用の阿保がキンドル読んで大爆死してるらしい。センスむき出しの用心棒に鉄拳を食らわせてみたい。ありきたりの馬にさて何をくれてやろう。ある程度みかんの皮を食んだら吐いて捨てるほど蟻を食べて良い。地球外生命体と一緒くたにしてくれるな、おれは地球人だ阿保。三上編集長はあれは頭トんでる、残念。残念というか、ありゃ……。えっと……。まあいいか。興味深く耳を傾けてはみるが、実際トんでしまってるもんだから、こりゃマズい。どうしたもんか。ありゃ救えない。救う必要もない。あれだけどっぷり行けば人はどこまでも行くのだ。社会の大多数が、平常な方に流れてるように。ただこの平常もただの風土である。多数の風土というだけである。ほんで数は真理とは無関係だ。ラッキーストライクを吸っている人間はダンディーさの欠片もないが、お茶目である。スケルトンボディとパースペクティブオンラインランチはローンチ前に吹き飛んでしまったらしい。パクチソンとネルソン大統領が握手すると、猿の惑星で視聴率が九十を超えた。文明開化の音がしたらしい。どっちに転んでも無呼吸症候群。最低限のルパン三世。宅急便と猫槍。ああこうでもない。これはただの羅列か？ 詩なのか？ 誰かこれは詩だと言ってくれ。人間の深い秘奥を表出させた詩だと言ってくれ。言葉とはこれくらい自由で計らいのないものではなかったか？ 音やリズムで楽しむものではなかったか？ こんなもんでも感動できるように、心を震わせられるように人はつくられているのではなかったか？ 知らん知らん。お前が感動できるかどうかだ。お前がこれを詩と断言するなら、これは詩となるだろう。詩として説得力を持たせることができるだろう。かつて人工知能が記した詩みたいに。シャーペンのダンスだ。これぞ。タイピングのダンス。ダンサーインザキーボード。キーボードの上で踊る赤い悪魔。白い天使。天地創造はキーボードの上で。上から如実にけたたましく。下から無性に騒々しく。喧々囂々、阿鼻叫喚、すったもんだで楽天四番、筒香。筒香は楽天じゃないよ。いや楽天なのか？ いやたぶん違う。楽天に縁もゆかりもない悲観論者だ、きっと、彼は。全く知らないけど。ああ、空は今日も晴れ。本当は雲ってるがそう言った方が少しは気が晴れる。気だって晴れたり曇ったりする。心にも天気があり、雨模様だったり暴風雨だったりする。それは自分ではどうしようもないのだ。それは天気なのだから。体調やら成績やら外側のことも多少は影響するが、まあ大抵は天気とはランダムなものである。予報があれば面白いのに。
こすむとへりとか