いやそうだわ、みんな自分のキモさを解放したがってるわ。それあるわ。海外の人は知らんけど、少なくとも日本人はマジでそうだわ。これをどう解放させてやるか。それをどう物語にするか、テーマはキモさが最高。それをいかに表現するか。モチーフかモチーフか。どんなだ? 現代だよな。現代が良い。絶対的に現代の等身大の人間が良い。やはりここで登場するのはキモいおれの仲間たち。中林、一ノ瀬、吉田、野田、福田、この弟子たち。このキモい奴ら。ああそうだ、そりゃそうだ。このキモさを爆裂させていく。鶴丸の人はそういう意味ではほんまに弱い。弱すぎる。もっとキモくていいのにさ。やっとここに来た。自由。モチーフは現代。とりあえず現代の男。男であることは間違いない。キモさを抑えてる人間じゃないとな。リーマンか。そこはやっぱリーマンか。放送作家でもいいのか。そこは。なんかクールな。そうだな、クールな。でも純粋にクールな奴っておるからな。クールな仕事。でもキモいっていう。自分を抑えてしまっているっていう。キモさの抑圧。学生か? 大学生が良いかもしれない。大学生か。そうかおれらが学生だった頃の大学。だんだんSNSが普及しだした頃の。今の子たちはキモさを受容できているのか? いやそうではない。イイネを恐れてる時点で弱い。イイネを求めるのはイイネを恐れてる証拠だ、葉子。誰やねん。

葉子に届いたかな? どこの誰か知らんけど。おれのまわりにいない葉子さんに届いただろうか。ノルウェイの森は傑作だもんなー。あれくらいの作品を作りたいがひとます、このキモさをやってやる。現代のやつでテーマを作って。それでキモく、遊び心を炸裂させて書く。のだとおげれつとやってたような遊びを書くか。どうしたもんか。ほんまにキモい連中だったもんな。でもさ、うん、おれはまあどっちかって言うとセンスあった風、ほんとはマネキン着てるだけのキモ男だったんだが。とりあえずは良かった。別にバレてた感じではない。でやんすとかもキモかったもんな。ピーはおれがいくらキモくても好いてくれてたな。そうなのだ、のだも変りもんだったがおれに比べれば圧倒的に平凡だ。ってただ馬鹿だっただけだもんな。ネオンライトを消しておくっとエイジエン2が言っとるわ。眠い。二連チャンはそこそこやはり疲れる。これほど一気に書き立てる奴もそうはおるまい。それはどうでもよくて人ができないことをやるのが仕事でしょ? だからいいんですわ。それにこれは趣味みたいなもんだから。誰もこんなこと趣味にゃせんだろうが。テーマがあり、キモさがあり、モチーフがあり、遊び心がある。そんな感じ。モチーフは現代の男。アンチテーゼはキモさへの抵抗。キモいと毒づく男って感じか。キモさを警戒する。モテたくてモテたくて背伸びに背伸びを重ね、自己改革を成す男の話か。な? また遊び心が足りない。あり得る。あり得る。こっちじゃない。もっと劇的に変化するような。テーマがそう、これだったとして何か面白いパターンで生きたい。そう来たかみたいな。今んとこ、アンチテーゼに対するモチーフが弱いっちゅうかありがちで退屈。これではたぶん書き進めることはできない。もっと面白くなければ。物語の展開というより、なんだろ笑いのある感じ。人と人との関係というのもそうだが、なんだろ文体もそうだし、そうだよな。そういう風にやっていくわけだが、キモさを爆裂させて。そこでどうするかだよなあ。

キモさだけではなく、技術はある! 大丈夫。キモさを爆裂させるのだ。小説家になりたいって十分キモいから大丈夫。もうキモがられてるから! メンヘラちゃんだし。時代的に受容されつつあるが、そのレベルじゃないキモさをぶっ放してやれ。モチーフね。アンチテーゼ「キモさは悪い」が活きる、というテーマ「キモいって最高」を活かせる設定。モチーフ。どういうやつなんだろ。一旦ファンタジーも広げる。可能性の裾野を広げてみる。あのカラオケはキモかったなー。あのカラオケはキモいよな。おげれつのキモさが良かった。のだのケツ振りもキモかった。あれについてはおげれつに確認とっちゃったもんな。おれキモくないよね? みたいな。小山田壮平もキモいんだろうな。ただカッコいいけどな。キモいってカッコいいのかキモいのを受け入れてる状態がカッコいい、ああこれが説得力か自分のキモさを受け入れてると圧倒的な説得力が生まれる。それがカッコいい。そういう仕組みか。それに相米くんと福ちゃんは確かに気づいてたみたいだ。ただそれの正体までは分かってなかったみたいだが。おれがそれを獲得してしまうという。それを踏まえたうえでどんなことになるだろうな。キモさを受容するとやりたいことをやりたいだけやりたいようにできるようになる。んー、禁止事項はないのだ! それを知った。禁止事項はないのだ! あると思ってた。マナーとか法律とかあとなんだっけエチケットとかルールとか、禁止事項があるのかと思ってた。キモくないために。ちゃうわ。キモくてええねん。それでいくしかないのよ。なんだってこんな話になったんだ。カッコよくなるって話だった。キモさの受容が説得力となり、説得力がカッコ良さとなるという。自己受容が最大のカッコ良さを生み出すのだ。カッコ良さっていうか見栄えの美しさっていうか華。いやオーラ。オーラを吐き出すのだ。放散させるのだ。オーラが爆発する。このファッションにエナメルバッグというファッションセンス。えぐいだろ。良すぎるだろ。キモさを恐れると縮こまるからな。きゃりーなんかはもはや縮こまってしまった。恥ずかしくなったんだろうな。

こすむとへりとか