頂き物のはっさくが沢山あるので、例のものを作りたくなった。
大叔母がたまに作ったのをくれる、肉厚の柑橘類の皮を砂糖で煮て作るピールのようなのが私は大好きだった。
何度か挑戦してみたが皮の苦みが残って美味しくない。
それに比べ大叔母のは苦みの一切なく表面は真っ白で中はゼリー状で柔らかく、売り物であってもいいくらいの上出来であった。
何度か作り方を尋ねってようやく行き着いてきた。
当初の話では米ぬかを使って煮れば苦みが消えるとのことでしたが、それでも苦みが残り、最後に作り方聞き返したときには表面の皮を剥くとのことだった。
中身を取り出す前の表面の皮剥いて、中身を取り出し、ぬかで煮る。
ぬかで煮終わったらもう一度以上熱湯で煮ると苦みがほぼ消えるだろうことを今回作っていて途中で気づいたので少し苦みが残っていた。
その水けをきって水分が残った状態の皮に砂糖ではなくグラニュー糖を沢山まぶして弱火で煮る。
煮続けていくと、鍋が白くなってくる。
以前聞いた時には鍋が真っ白になるまで弱火で4時間ぐらい火にかければ出来上がるとのこと。
表面が白くなってきましたが、中の水分がなくなるまでさらに火にかける。
段々それらしくなってきた。
そうやって時間をかけて、大叔母のものには届きませんが、過去最高なのが出来ました。
苦みが少し残っているのが残念だが、触感ははっさくが肉厚じゃないのでゼリー状な部分が少ない。
文旦やザボンなどの皮の厚い柑橘系が欲しくなります。
しかしこれ作るのに時間と言い労力も掛かるので大変だ。