柳川に行く | Final Notice
 そういえば、福岡に来てから電車を使う機会があまり無かった。バスばっかりだったし…、と思って今日は電車で遠出してみました。行先は柳川。普段は全く使わないけど、実は自宅からチャリで5分程行ったところに『平尾』という西鉄電車の駅があるんです…。

 平尾駅前にチャリを停めて、西鉄に乗って約1時間くらいで柳川に到着。柳川は江戸時代の城下町で、現在でも古い街並みが残っている上に、街中に水路が張り巡らされた水郷です。その水路を小船で下る川下りが有名…。でも今日は川下りはせずに、ひたすら歩きます。

 水って眺めていると落ち着きますよね。


空っぽの船を船頭さんが回送中。竹の棒で川底を突きながら船を漕いで行きました。誰も乗ってないときはエンジン使うとか…私はすぐ安易な発想をしてしまいます…。でもエンジン使ってるのを見てしまったら、気持ち萎えるな、きっと。頑張れ船頭さん。


買い物袋を提げたオバちゃんがチャリでこの橋を渡っていきました。こんなに綺麗なのに、生活に根付いているんですね。


場所によっては国道の橋の下を頭をかがめながら下っていくポイントもあるみたい。スリリングで楽しいかも…。


船着場近くに大きな藤の木がありました。藤の木って藤棚から垂れ下がっている姿が普通だと思っていたけど、こんなに大きくなる藤もあるんだ~。 種類が違うのかな…。


『柳川に行ったら若松屋のウナギを食すべし』と友人から聞いていたので、ココだけは予めネットで調べて行った。


友人が強く薦めるだけあって、美味しかったです。ウナギのタレが下のご飯までしっかり染みていて、ご飯だけでも十分美味しい。できたてのせいろ蒸しは熱々で、はふはふしながら食べました。ウナギはもちろん、歩き疲れていた為か、お吸い物に入っていた小さいかぼすのかけらが異様に美味しく感じました。


個人所有の船だろうか。マイ船持ってる人も居るんだろうな。楽しそう。俺も欲しい。エンジン付けなければ免許いらないよね…。竹の棒で突くだけだもん、俺でもできるはず。体力は別として。


町中にこういう水路があるなんて、羨ましいな。きっと昔の横浜にもこういう運河がたくさんあったはずなのに、今は埋め立てられてしまって面影が全くない…。水の流れが人間にとって安心できたり、和んだりする効果があるというのは、科学的にも証明されているらしい。スウェーデンのストックホルムも水の都市で綺麗だったなぁ…。

 小さな路地を歩いているとき、1件の古い家の前に花屋さんの車が止まっていて、花を運び込んでいるのを見掛けました。家の中から黒いネクタイをつけた男性が出てきて『ご苦労様です』なんて声を掛けています。どうやら葬儀に使う花のようです…。 きっとお爺さんかお婆さんが亡くなって、これから葬儀の準備をするところなのでしょう…。

 もちろん、立ち止まって様子を伺うわけには行かず、そのまま歩いて過ぎ去ったのですが、ちょうど風が止まって(偶然だろう思いますが)静まりかえった小道を歩きながら、少し考えを巡らせてしまいました…。お爺さんやお婆さんが子供の頃の柳川の風景はどんなだったんだろう…。もっともっと自然がいっぱいあって、一面広がる田んぼを風が吹き抜けて、水が綺麗で花が咲いて、虫の鳴き声がして、白い鳥がたくさん飛んで……みんな生き生きと生活していたんだろうな…。きっと亡くなったお年よりも、水辺で遊んだり、田んぼのあぜ道を駆け回ったりしていたんだろうな…。昔を知っているお年寄りが亡くなってしまうのは、本当に残念に思います…。聞きたいことがたくさんあるのに…。





 さて、ところで今日の写真、何か気がついたことはありませんでしたか??

実は今日の写真は全て携帯電話のカメラを使って撮ったものです。『そこそこのものしか撮れないだろうな…』なんて思いながら撮影していたのですが、家に戻ってPCに取り込んでみると、以外にも結構綺麗に撮れていたので驚きました。大枚はたいて買った一眼レフと携帯のカメラ機能って実はあんまり変わらないのか? それとも撮影者の腕が良かったのか? 私としては気がついて欲しいような、欲しくないような複雑な気分です…。