こんばんは。

ご訪問ありがとうございます。


今日は色々と思うことがあり、
コーデではなく
私の家族のことについて
少し書いてみようと思います。


興味のない方は
スルーしてくださいね。




こちらは
来年には解体する予定の
実家玄関に飾られている
母の書です。


母は書道教授の資格を取り

毛筆(大筆、小筆)硬筆、ペン字の
書道教室を開いていました。



実家には
母の遺した書が
たくさんあります。


額縁の種類も大小様々。
処分に困るほどの
書道関係の備品が遺されています。


飾ってあげれたら良いなぁと
思いますが
限られたスペースでは
なかなか…

保管もどうしようか悩みます…





少し前に
片付けをしていて
母の大量の日記を見つけました。

嫁いできてからのもの…



日々の苦しみ、辛さから
少しでも逃れるために
解消するために
ノートに書き綴っていたものが
かなりの冊数出てきました。


実家から持ち帰って
私が人生に疑問を感じた時に
開きます。

そして涙します。



本当に…
本当に…
辛く厳しい人生を過ごした母でした。

夫(私の父親)との夫婦関係
姑(私の祖母)との嫁姑関係
子ども達の心配事

たくさん苦しみ
たくさん涙を流したようです。





でも、寿退社で銀行員を辞めて
専業主婦となっていたため
3人の子を連れて
自立して生きていけないため
子どものことを考えて
離婚もできず


自分の気持ちを押し殺して
夫と姑に辛く酷い仕打ちを受けながら
子どもを育てるために
人生を本当に犠牲にしたと思います。

(詳しくは書けませんが
読む度に涙します)



子どもへの愛情は
人一倍の母でした。




その日記に挟まれた
新聞の切り抜きです。
(母は心に響く文章を見つけると、切り取って保管していました)



「我が子よ ありがとう」
鹿沼景揚

あなたが生まれて来たことが
ただ ありがたく
うれしくて おかあさんはね
あなたが好きでたまらない

あなたが丈夫で起きてくる
ただ そのことが
うれしくて おかあさんはね
あなたが好きでたまらない

あなたの寝顔をみていると
ただ そのままが 尊くて
おかあさんはね
あなたが好きでたまらない

あなたは 私の鏡です
いつも くもらずに
澄みきって おかあさんはね
あなたが好きでたまらない





こんな思いで
私達を育ててくれていたんだなぁ…

とても素敵な詩で
読んだ時には
ただただ
涙が溢れて留まりませんでした。




長男のことで悩むとき
母と同じ思いで
長男に接しているかと
自問自答すると…


私ってダメだなぁと思います。



あんな風に長男をダメにしたのは
母親である私のせいだ…
とも感じます。


子育てが上手くいかないとき
母の日記を開きます。



母も色々悩んで
私達を育てていたんだなぁ…




あー。
私も頑張らないとな…


日記に書いてあった
母の望みは
子ども達(私達三姉妹)が
幸せになること!


三姉妹のうち
私だけ離婚してます…


日記には
子どもの心配事では
姉と妹がほとんどで

私は本当に
自分で言ってはなんですが
親に迷惑や心配はかけない
真面目な態度で
三姉妹の中でも 
一番安心できていたようです。



ところが、最終的には
私が離婚騒動で
母を一番苦しめてしまいました…





元旦那との裁判のやり取りでは
母を頼らず
自分の決断で動き
突き進みました。



ものすごく心配していたと思いますが
どうしても自分の思いで進めたかった。


心配してくれるのは
ありがたかったけど
周りから
あれやこれや言われたくなくて
指図されたくなくて
自分で戦い抜きたかった。



そんなすれ違いから
いつからか
私と母の間には溝ができ
私は口うるさい母を
避けるようになっていました。

私の複雑な胸中を察して
そっとしておいて欲しかった…

私の愚痴を受け止めて欲しかった…

逆に
「あんたは裁判で負ける」と
私の気持ちを逆撫でした母に
嫌気がさしていました。


今となっては
母も娘が心配で心配でたまらなかったのは
分かりますが

当時余裕のなかった私には
母の言葉が鋭く突き刺さり
このまま追い詰められると
病気になると考えて
自分の身を守ったのです。





離婚してからも
私が残業の時は
実家に子ども達を預けて
夕ご飯などの世話をしてもらったり
居場所としておいてもらっていました。


でも、避けていたので
お迎え時にも
ろくにお礼も言わず…


ひどい娘です。



母が亡くなり
この世に居なくなって
本当に私が一番親不孝したなと思って
後悔しています。


この日記を読むと
母にも幸せと感じる日々を
過ごさせてあげたかったと
心の底から後悔して
涙が溢れます。


母の日記の文面には

「子どもにだけは、心優しい思いやり深い真の愛情を持った人と結婚させてやりたい。
それだけが私の望みである。
人間の根本は心である。何よりも心が大切である。」

とありましたが
その望みも叶えてあげれなかった…



でも
母の望みを叶えていることが
ありました。


「娘達が大人になったとき
何かにぶつかり
辛く苦しいと感じるときが来るだろう。
そんな時には負けず
強く生きてほしい。」





そう!

今、私は一人で頑張っている!
強く生きている!



これは母に胸張って言えます。

時々、涙は出るけど大丈夫だよ。




そして
いつか本当に

天国にいる母に
「私にも幸せが来たよ」
と報告できる日が来るといいな…